多チャンネルサービス加入者の減少

多チャンネルサービス加入者の減少が続いている。新番組。フットボールが始まり、テレビの売上も増えるQ4は多チャンネルサービス加入者が増えるべき時期であるが、加入者は減っている。Comcastは2016年のQ4では8万世帯を加えたが、2017年のQ4では3.3万世帯を失い、2017年合計のロスは15.1万世帯となった。ケーブルTVが事業の収入は3.5%増え、$231億にであったが、収入の増加率は減少方向にある。

VerizonのFiOS TVも2016年Q4では2.1万世帯を増やしたが、2017年Q4では2.8万世帯を失った。FiOSの2017年の合計ロスは7.5万世帯であった。しかし、FiOSブロードバンドサービスへの加入者は20万世帯増え、また、Oathの収入もQ3から10%増え、$22億になっている。

AT&TのU-verse TVとDirecTVは合計で20.7万世帯を失い、2017年では合計で116万世帯を失った。しかし、OTT多チャンネルサービスのDirecTV Nowが36.8万人増えたので、全体では16.1万人増えた事になる。DirecTV Nowの加入者は120万に達している。AT&Tはこの春にDirecTVのUIのアップデート、クラウドDVRの追加、同時ストリーム数を2つから3つへの増加等を予定しており、さらに秋にはAndroid TVベースの専用プレーヤの導入も予定している。

Charterも2000人と僅かであるが、加入者を増やした。CharterはTime Warnerの買収後に値上げなどのでTime Warnerの加入者を怒らせ、加入者を失い続けてており、前期は10.4万世帯を失っていた。CharterはケーブルTV以外に、自社のブロードバンド回線を使ったStreamと言う多チャンネルサービスも提供しているが、それが加入者の増加にどの程度の貢献をしているかは不明である。

Altice USAが独立

Altice N.V.はアメリカのケーブルTV事業のAltice USAをスピンオフし、Altice Europeとなる。分離は2018年第2四半期に行われる予定である。Altice Europeは、フランス国内の通信事業を運営するAltice France、ポルトガル、イスラエル等の国の通信事業を管理するAltice International、それにスポーツな等のプレミアムチャンネルを経営するAltice Pay TVの3つの部門で構成される。Altice N.V.の創立者、Patrick DrahiはAltice Europeの社長とAltice USAの会長を兼任する。

別のAltice USA関連のニュースで、同社はOptimumサービスの地域で導入が始まっている次世代DVRのAltice OneでNetflixの視聴を可能にした。Netflixに加入していない世帯はAltice OneからNetflixに申し込む事も出来る。

Comcast: Xfinity Homeを拡大

ComcastはスマートホームサービスのXfinity Homeを利用出来る世帯を1500万世帯増やした。Xfinity HomeはX1 DVRをゲートウェイとして使い、サービスが提供されてきたので、サービスを利用可能な世帯はX1が導入されている世帯に限られる。しかし、ケーブルTV加入世帯は縮小しているので、Xfinity Homeが利用可能なベースも減る事になる。Comcastは新たにブロードバンドのxFiゲートウェイでもXfinity Homeを利用可能した。これにより、ComcastのケーブルTVには加入していないが、ブロードバンドには加入している世帯が新たにXfinity Homeを利用可能になる。Xinity Homeには約100万世帯が加入している。

ComcastがCheddarをX1で配信

ComcastはX1で視聴可能なOTTサービスに金融ニュースサービスのCheddarを加えた。ComcastはCheddarのライブに加え、オンデマンドでも配信をしている。CheddarはOTT多チャンネルサービスのSling TV、Philoで配信されている以外、Amazon Prime Videoの有料チャンネル($3)等で提供されている。Comcast VenturesはCheddarに投資をしている。

TiVoが新たにComcastを訴える

TiVoはX1のスマートフォンでDVR録画予約を行う機能は同社のパテントを侵害していると訴え、International Trade Commission(ITC)は11月にこれを支持する決定をし、Comcastは控訴しているが、TiVoは新たにComcastをパテント侵害で訴えた。今回は1つのデバイスで見始めた番組を一時停止し、別のデバイスで停止した場所から再生する技術に関するパテントである。ComcastはX1の技術はすべて独自に開発した物で、TiVoの技術は使っていないと反論している。