Roku ChannelがX Gamesの配信権を得る

FASTのRoku Channelもスポーツに力を入れ始め、1月のX Games Aspenと8月のX Games Sacramentoの一部の試合の権利を得た。X Gamesは1994年にDisneyのESPNがスタートさせたエクストリーム競技のシリーズで、2022年にMSP Sports Capitalに売却しているが、ESPNがまだ殆どの試合の権利を持っている。Roku Channelは昨年4月にMLBから日曜日の最初の試合の配信権を得て、合計で18試合を配信した。Formula Eの権利も得て、配信を始めている。Formula Eの配信権はParamount GlobalとRokuが得て、Paramount GlobalがCBSとParamount+で5レース、Roku Channelが残りの11レースを配信している。

Diamond Sportsの再生が完了

Diamond Sportsは破産から復活し、Sinclairの手を離れ、Main Street Sports Groupとして再スタートした。サービス名の権利はスポーツ賭博のFanDuelが買い、FanDuel Sports Networkとして、6つのMLB、8つのNHL、13のNBAのチームと契約し、Sinclairによる買収時の21地域から5つ減った16地域でRSNを提供する。再生により、負債額は破綻時の$90億から$2億に減っている。

RSNのMSG Networkの危機

地域スポーツネットワーク(RSN)のMSG(Madison Square Garden)NetworkはケーブルTV事業者のAltice USAとの再送信契約で揉めており、ブラックアウトされている。RSNは再送信契約料が高く、視聴者が少ないことからキャンセルする多チャンネルサービス事業者が増えている。MSG Networkはニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州でNBAのKnicksとNHLのRangersの試合を放送している。MSG NetworkはストリーミングのMSG+をGotham Sportsのアプリで配信しているが、Altice USAとの契約を失うと、残る再送信契約はDirecTVだけになる。収入の3分の1はAltice USAからの収入で、これを失うとDiamond Sportsと同様に破産の可能性が出てくる。MSG Networkは組織的にはラスベガスのスフィアを運営するSphere Entertainmentの一部である。

Grayが社名変更

113のテレビ局を持ち、127年の歴史がある地上波所有会社のGray Televisionは2025年1月1日付けで社名をGray Mediaに変更した。Grayは放送だけでなく、ストリーミング等のメディアにも参入しており、社名変更は新たな方向性を示している。GrayはSyncBak社との競合でZeam(元はVUit)と言うローカル局向けのFASTサービスを提供している。ZeamにはNABも投資をしており、300以上のローカル局が参加している。地上波所有会社が持つFASTサービスにはAllen Media GroupのLocal Nowもある。SinclaireもSTIRRと言うFASTサービスを持っていたが、2024年にThinking Mediaに売却している。

ATSC 3.0のゲーム機能

GameLoop TVはATSC 3.0でゲーム機能を提供するソリューションを発表した。ゲームはATSC 3.0のデータ放送機能で送られ、TVのリモコン、あるいはスマートフォンを使い操作することが出来る。ゲームはPlay.WorksのPacman、Tetris、Wheel of Fortune等が提供されている。SinclairとGrayの2社がGameLoop TVと契約しており、2社の持つATSC 3.0局で2025年中にサービスが開始になる。

別のATSC 3.0関連のニュースで、RCAからもNextGen TV対応のテレビが発売になる。現在、ATSC 3.0対応のテレビを発売している会社はSony、Samsung、Hisense、TCL、それにPanasonicの5社で、LGは撤退している。