TWCは15万台のOpenCable STBを導入

Time Warner Cableはニューヨーク市での5万台を含め,すでに15万台のOpenCable対応のSTBを導入したと発表した。TWCが導入したOpenCableのSTBの半数以上はScientific Atlanta製。現在,フルスペックのOpenCable STB(CableCARD,プラスOCAP)はニューヨーク,ミルワーキー,カンザスシティー,リンカンで提供が始まっている。TWCは他の大手ケーブルTV事業者同様に,OpenCableにはコミットしており,2008年にはOpenCableその全システムでOpenCableのサポートを開始するとも発表した。

TWCがこの発表を行った背景には家電事業者を代表するCEAはDCR+(Digital Cable Ready Plus)と呼ばれる規格をFCCに対して標準化するように求めている事がある。家電ベンダーは双方向サービスのプラットフォームであるOCAP(OpenCable Application Platform)を標準とする事に反対しており,IPG,VOD,PPV,スイッチド・ビデオ等の限定したアプリケーションだけをサポートするDCR+を押しておる。ケーブルTV事業者はDCR+では双方向プログラム等の今後のサービスをサポート出来る保証が無くなるとして,この採用を反対している。

AT&TのU-verseは12.6万世帯を越える

AT&TのU-verse TVの成長が遅いとの批判もあるが,AT&TはU-verse TVの加入世帯数の増加は順調に伸びており,第3四半期末で,12.6万世帯を越えたと発表した。AT&Tは新規加入者数は第3四半期の始めでは,1週間で約5500であったのが,四半期終了の時点では1万に増えており,成長率は伸びていると発表した。U-verse,それにDBSサービスの再販を合計したAT&Tのビデオ加入世帯数は第3四半期で21.5万世帯増え,210万世帯に達した。

EchoStarもIPTV配信サービスを開始

SES Americomが提供するIPTV事業社向けヘッドエンドサービスのIP-PRIMEの利用者が増え始めた事を先月号で報じたが,EchoStarもこの市場に乗り出してきた。同社の子会社のEchoStar Fixed Satellite Services(FFS)はIPTV,マスターアンテナ事業者等に300以上のチャンネルを提供するサービス,ViP-TVを開始した。ViP-TVはMPEG-4を使い,Kuバンドの衛星で配信される。皮肉な事にEchoStarはSES Americomの衛星通信の利用者でもある。IP-PRIMEはCバンドの衛星で配信されている。Kuバンドの衛星は小型だが,気象等の影響を受けやすい。

GoogleとNielsenがTV広告で協力

EchoStarのTV広告販売を始めているGoogleと全米最大の視聴者調査会社のNielsenが広告販売で協力する事を発表した。Googleは今年の5月からDBS事業者のEchoStarのスポット広告の一部をそのウェブ広告のAdWordsと同様のインタフェースを使った,オークション形式で販売を開始している。Google TV AdsはSTBからのデータを集めることで,広告の視聴率等を翌日には提供するが出来たが,Nielsenはこれにデモグラフィックデータを加える事で,広告主はどの様な視聴者が広告を見ているかの情報も一緒に提供する事が可能になる。GoogleはこのGoogle TV Adsを他の事業者にも売り込もうとしており,TV視聴者データを独占しているNielsenの協力は大きなメリットになる。GoogleとNielsenはこれ以外の協力も話し合っているとしているが,詳細は発表されていない。

ComcastがTiVoの提供を開始

Comcast,TiVo共に詳細を発表していないが,マサチューセッツ州のボストンにおいて,Comcastは正式にTiVoソフトウェアの導入を開始した。ComcastはMotorolaのDVR上でTiVoのサービスが走るようにそのソフトウェアをポートする事をTiVoと2005年に契約をした。Comcastは今年中にニューイングランド地域全体にTiVoの提供を拡げていく予定。TiVoの加入者数は,そのDirecTVとの再販契約が切れたことで減少をしており,Comcastとの契約は重要になっている。Comcastは付加価値サービスとしてTiVoに期待をしており,Scientific AtlantaのSTBへのポートも依頼している。