携帯電話,ブロードバンドを使い,ビデオコンテンツを配信しているMobiTVはその加入者数は全世界で3百万を超えたと発表した。同社の米国に於ける最大のカスタマーはSprintで,SprintTVとして提供されている。そのSprintはMobiTVとの契約の延長を発表した。SprintはMobiTVのコンテンツをSprintTV,SprintTV Xtra,SprintTV en Vivoの3つのサービスとして提供している以外,同社とMSO4社とのジョイントベンチャーのPivotでもMobiTVのコンテンツを提供している。
Sprintが独自のモバイルTVプログラムをスタート
Sprintはそのサービス向けにオリジナルの番組を提供するモバイルTVネットワーク,Sprint Exclusive Entertainment(SEE)を開始した。SEEはSprintのPower Visionデータプランの加入者に対して,毎週平均で2分程度のスポーツ,音楽,娯楽関係の番組を150本程度提供する。Sprintは2003年にモバイルビデオサービスを開始し,放送形式のMobiTV,オンデマンドのコンテンツ,合計70以上のチャンネルを提供している。
Pivotの拡大がストップ
Sprintは同社とケーブルTV事業者のComcast,Time Warner Cable,Cox,Advance/Newhouseのジョイントベンチャーで提供している携帯電話サービスの拡大を一時的に停止すると発表した。Pivotは現在33マーケットで提供されており,年内に40マーケットまで拡大の予定であったが,Sprintはサービスのプロビジョンに問題があり,システムのスムーズな稼働を確実にする事が大切だとして,サービスのこれ以上の拡大を停止した。Pivotのサービスは開始以前にも危機の噂が流れ,開始が延期したことがある。
ComcastはSDVにMotorolaとBigBandを選択
Comcastはそのスイッチド・デジタル・ビデオ(SDV)のシステムとしてMotorolaとBigBandを選択した事を発表した(SDVに関しては2007年6月号のニュース&アナリシスを参照)。Comcastは現在SDVをデンバーとニュージャージでテストしている。BigBandは第3四半期で3850万ドルの売上げに対して1220万ドルの赤字を計上し,その約550人の従業員の内,15%をレイオフする事を発表しており,Comcastの発表は良いニュースであった。
また,MotorolaはそのHome and Network Mobility部門の第3四半期売上げは24億ドルで,前年同期から6%の増であった事を発表した。しかし,この売上げは第2四半期より7%下がっている。これは7月にCableCARDの導入が開始された為に,ケーブルTV事業者が新しいSTBの在庫を増やすために2007年の第2四半期に通常以上のSTBが売れたためと説明している。
IPTVは欧州がリード
Point Topic社が調べ,DSL Forumが出版した統計によると世界のIPTVユーザ数は2006年7月から2007年6月の間で179%し,822.9万に達した。この内,ユーザが最も多いのは欧州で,498.4万のユーザがいる。2位はアジア・パシフィックの217.6万,アメリカ地域は106.9万であった。国としてはフランスが255万でトップ,2位は93.8万の香港であった。
