700 MHz帯域の競売関連のニュース

  • 端末,アプリケーションのオープン化が義務化されている22 MHz帯幅があるCバンドを狙うVerizonはそのネットワークをオープン化する事を発表した。Verizonは2008年初旬に同社ネットワークにアクセスする為の仕様を公開する。これに対して,AT&Tは同社のネットワークはすでにオープンであり,SIMカードを取り替えるだけで,GSM仕様の電話が自由に使えると発表している。
  • Cバンドをオープン化を求めた張本人のGoogleは11月30日に700 MHz帯域の競売に参加する事を正式に発表した。700 MHzオークションに参加する企業は12月3日までにFCCに登録をしなければならない。そのリストは12月中旬に発表される。
  • ケーブルTV事業者のComcast,Time Warner Cable,Charterは700 MHz競売には参加しないことを発表した。しかし,昨年のAWS競売で,Comcast,TWCと共に参加したCoxは700 MHzにも参加する事を発表している。また,Cablevisionも700 MHz競売に参加する申請をFCCに対して行っている。

EchoStarがDish Networkに社名変更

9月に会社をDBSサービスとインフラストラクチャー事業の2つに分けることを発表したEchoStarは,SECに対してそのDBSサービスを行う会社をDish Networkとする登録を行った。同社の衛星設備,STB事業等はEchoStarの名前を引き継ぐ会社が運営する事になる。同社が買収したSlingはこのEchoStar社の一部になる。

AT&TがU-verseの予算をアップ

AT&Tは2008年末までにU-verseの構築に投資する予算を5億ドル増やし,50億ドルとした。この理由として,AT&Tは買収したBellSouthの営業地域にもU-verseを拡げるためと発表している。しかし,同時に2008年末でU-verseがカバーする世帯数は1800万世帯から1700万世帯に減少した。今年の5月に,AT&Tは2008年末の世帯数を1900万から1800万に減少させたばかりである。AT&TはU-verseは9月末時点で,約550万世帯がサービスを受けられ,その約40%にあたる12.6万世帯がサービスに加入していると発表している。2004年の発表(当時はSBC)では2007年末のサービス対象世帯数は1800万であった。

MovieBeamが(また)閉鎖

復活したMovieBeamの宿命は,結局最初と同じであった。地上波放送のデータキャストを使い,HDDを搭載した専用STBに映画を蓄積する疑似VODサービスのMovieBeamは最初,Disney子会社のBuena Vistaが2003年に立ち上げた。サービスは3都市で提供されたが,STBの月額レンタル料金$7ドル,プラス,ビデオ1本あたり,$3~$4ドルのサービスは普及せず,2005年に閉鎖された。2006年にMovieBeamはDisneyからスピンオフされ,Intel,Cisco等の会社の投資により復活した。ビジネスモデルは若干変わり,STBはレンタルではなく,$200ドルの買い取りになった。また,HD画質で映画を提供する事も売り物としたが,他の用途には使えないSTBを購入し,さらに,VOD料金を払うビジネスモデルはまたも成功する事は出来なかった。MovieBeamはそのサービスを2007年12月15日で閉鎖する事を発表した。

IPGの利用

IPG/EPG事業者のGemstar-TV GuideとComcastの広告部門のComcast SpotlightはIPGに利用動向の調査結果を発表した。この調査は調査会社のLieberman Researchに依頼し,1612人のIGuideの利用者を対象に行った物で,75%はTVを見始める場合,まずIPGにアクセスしており,80%はIPGを欠かせないと返答した。また,65%は番組を見ている間にIPGをアクセスし,他のチャンネルで何をしているか確認し,25%はCM中にIPGにアクセスすると答えた。IPGには広告価値もあり,50%は最低で1週間に1回はIPGの広告に気が付き,40%は広告にあったVOD,他のイベントを記憶していると答えた。Gemstar-TV Guideは前回に調査を行った5年目前より,IPGの利用は20%から30%から増えていると発表した。IGuideはGemstar-TV GuideとComcastのジョイントベンチャー,GuideWorksが提供するIPGで,ケーブルTV1700万世帯で採用されている(内,Comcastは900万世帯)。