Nielsen Monitor-Plusによると、2007年の米国における広告収入は前年の0.6%増であった。増加が最も多かったのはインターネット広告で、18.9%の成長を見せた。その他増加があった媒体は全国規模の雑誌(7.6%)、アウトドア広告(7.2%)、全国新聞の日曜版(4.9%)、ケーブルネットワーク(2.2%)、スペイン語放送(1.5%)であった。マイナス成長は全国新聞(マイナス7.7%)、地域新聞(7.4%)であった。
DBS衛星打ち上げの明暗
DirecTV 11号の打ち上げは3月17日から19日に延期されたが、Boeing 702型の打ち上げは成功した。DirecTV 11号はDirecTV社の10個目の衛星で、9月から運用が開始される予定。この衛星の打ち上げの成功で、DirecTVのHDチャンネル放送の容量は大きくと増え、150の全米HDネットワークに加え、100以上の地域で地上波HD放送の再送信が可能になる。DirecTVは2009年にさらなる衛星を打ち上げ、200の地域で地上波HD放送の再送信を行う予定。現在、DirecTVは92の全米HDネットワークを放送し、77の地域で地上波HD放送の再送信を行っている。
HDのチャンネル数ではDirecTVに差を付けられ、シェアを失い始めているDish Networkも新しいKuバンドの衛星、AMC-14の打ち上げを行ったが、これは失敗した。AMC-14はSES Americomが持ち、Dish Networkが利用する予定であった。Dish Networkの全米HDネットワーク数は50程度で、AMC-14により、これを70~100に増やし、DirecTVに競争する予定であったが、この打ち上げ失敗で、Dish NetworkのHD戦略は大きなダメージを受けた。
CableCARD出荷が400万台を越える
National Cable Telecommunications Association(NCTA)がFCCに行った報告によると、ケーブルTV視聴者の90%を占める、トップ10事業者は過去9ヶ月間で418万台のCableCARD対応のSTBを出荷した。これに対して、TiVo等のサードパーティ・デバイス向けのCableCARDの出荷は34.7万台でしかない。ケーブルTV事業者は昨年7月からCASを内蔵したSTBを出荷する事が禁じられ、CASをCableCARDと呼ばれるPCカードで別途提供している。
CharterとCoxが協力
Charter CommunicationsとCoxはビジネス向けブロードバンド分野において相互接続を行うことを発表した。サービスはネバダで開始される。ネバダでは南のラスベガス周辺ではCoxが、北のリノ周辺ではCharterがサービスを提供しており、2社はそれぞれの地域で提供しているSONET、イーサネット、IPトランスポートサービスで、相互接続をし、サービスを拡張する。2社は南カリフォルニアでも同様な協力を開始する予定。
ケーブルTV事業者は積極的にビジネス向け通信市場に参入を始めている。Comcastは3月末にニューイングランドで、ビジネス向けの電話サービスを開始している。
Nielsenが分刻みで視聴率を調査
NielsenはケーブルTV事業者のCharter Communicationsとの協力で、ロサンジェルスにおいて、分刻みの視聴率調査を行う。Charterはその視聴者のSTBからの匿名データをNielsenに提供し、Nielsenはその調査の結果を広告主と広告エージェンシーに提供する。Charterはそのロングビーチ、グレンデール、バーバンク、パサディナ、ベンチュラ、リバーサイドのシステムから得たデータを提供する。
