先月にそのG1衛星の打ち上げに成功したICO Global Communications社はモバイル放送サービスのMIM(Mobile Interactive Media)のアルファ・テストを行うことを発表した。テストにはAlcatel-LucentのシステムとHughesの技術が採用され、同じ親会社を持つClearwireも協力をする。ICOは10~15チャンネルのビデオを7~15インチのディスプレイを対象に提供する。テストはノースカロライナのラリー・ダーハムに加え、ラスベガスでも行われる。ICOは自動車向けのサービスを対象にし、これまでのモバイルTVサービス以上の画質とインタラクティブなロケーションベースのサービス組み合わせて提供する予定。
VerizonがAlltelを買収
アメリカで第2位の携帯電話事業者のVerizon Wirelessは、第5位のAlltelを59億ドルで買収する事を発表した。Alltelは主にアメリカ中部を主体に事業を行い、1320万の加入者を持っている。Verizonの加入者数は6720万で、この買収が認められると、AT&Tを抜き、第1位の事業者になる。
![CropperCapture[7] CropperCapture[7]](https://www.nsirinc.com/compass/wp-content/uploads/2009/08/CropperCapture7.jpg)
MediaFLOが英国に参入か
Qualcommは英国の通信事業の規制当局のOfcomからLバンド、1452 MHz~1492 MHzの40 MHz帯を833.4万ポンドで購入した事を発表した。Qualcommが購入したライセンスは英国全土をカバーし、技術・アプリケーションに対する要求は自由に使うことが出来る。Qualcommはモバイル環境でのP2Pを含め、各種の技術を検討すると発表しているが、最も可能性が高いのはMediaFLOによるモバイルサービスである。ECはEU27ヶ国の標準モバイルTV技術としてDVB-Hを採用しているが、義務化はされていなく、他の技術を使ったサービスの提供も可能である。
別のニュースで、ドイツのVodafonは欧州におけるDVB-Hベースの有料モバイルTVサービスの可能性を疑問視する発表を行っている。VodafonはドイツでDVB-HのライセンスをMobile 3.0コンソーシャムに奪われているので、悲観的な考えを発表している可能性が高いが、考えには一理ある。モバイル専用の帯域でDVB-Hの有料放送をする事で、携帯電話利用者におけるモバイルTVの利用が増えると思われてきたが、現在では携帯電話で通常のデジタル地上波放送のDVB-Tの受信が可能になっており、有料のDBV-Hのサービスへ加入する理由は減っていくかも知れない。
CiscoとMotorolaがDCAS開発の主導権を取る
ケーブルTV事業者のComcast、Cox、Time Warner CableはSTBのコストを高くするCableCARDに代わるダウンローダブルCAS(DCAS)を開発する為のジョイントベンチャー、PolyCipherを設立しているが、その規模は減少され、開発はCiscoとMotorolaに移管され始めている。FCCはSTBへのCAS内蔵を禁じ、CASはCableCARDとして別途提供する事を命じているが、ハードウェアでCASを提供する事は高価になるとして、ケーブルTV事業者はCASをソフトウェアとしてSTBにダウンロード出来るDCASの開発を始めていた。最初は既存のCASを提供するCiscoとMotorola等のベンダーから独立してDCASの開発を行っていたが、PolyCipherのスタッフは半分の5人に減り、開発の主導権はCisco、Motorolaに移っている。
EchoStarがSlingModemを発表
DISH Networkを独立させ、ハードウェア会社になったEchoStar社はケーブルTV事業者向けのSlingModemを発表した。SlingModemはEchoStar社が買収したSling社のプレースシフト製品とDOCSIS 2.0のケーブルモデムをドッキングさせた製品。これを通常のケーブルモデムの代わりに使うことで、視聴者はSlingModemと接続されたSTB(DVR)からの番組をブロードバンド接続がPCで視聴する事が出来る。EchoStarはこの製品をケーブルTV事業者経由で販売していく予定。
