EchoStarとメキシコの最大の通信事業者、MVS ComunicacionesはDish Mexicoと呼ばれるジョイントベンチャーを立ち上げ、DISHブランドのDBSサービスをメキシコで開始する事を発表した。MVSは現在、MASTVと呼ばれるMMDS(マイクロ波を使った無線ケーブル)サービスを提供しており、570,000世帯の加入者を持っている。MVSはMASTVの加入者をDISHサービスに移行させていく。DISHは25のスペイン語、英語で構成されるベーシック・パッケージを139ペソで販売する。
TiVo: 新サービス
TiVoはその視聴動向の測定サービス、StopWatchに参加している世帯をこれまでの20,000世帯から100,000世帯に増やした事を発表した。TiVoはそのDVRに録画された番組の視聴動向に関するデータを提供している。
TiVoはまた、同社のDVRからピザの配達を注文する事が出来る、「Pizza on-Demand」のサービスをDomino Pizzaとの協力で開始した。同様なサービスはTime Warner CableがそのハワイのOceanic Cableで提供している。
TiVoはそのSeries2、Series3の利用者に対して、録画のコントロールを可能にするウェブベースのサービス、Tivo Mobile(m.tivo.com)を立ち上げた。利用者は番組の検索等が出来、録画予約を設定する事が出来る。

VODの利用動向
Rentrak社の報告では2008年第3四半期におけるVODの利用は11.183億アクセスで、その内の8.223億がFOD(Free On Demand)、2.612億がSVOD(Subscription VOD)、3470万がTVOD(Transactional VOD)であった。第2四半期から比べ、FODは増えているが、SVOD、TVODは横ばいである。

不況のインパクト
インターネットでの動画の視聴は増えている。IBMが第3四半期に6ヶ国で行った調査ではPCで動画を視聴している人は76%で、2007年の60%から大きくと増えている。TV番組を配信するサイトもTVネットワーク系のABC.com、Hulu、多チャンネル事業社系のFancast(Comcast)、アグリゲータのVeoh等、数多くあり、最近ではEchoStarが買収したSlingも動画のアグリゲーションを始めている。これらサイトの収入は広告であり、不況による広告の減少は大きなインパクトを与える。視聴者は増えているが、まだ採算性のある状態に達している訳ではなく、この時点での広告収入の減少は深刻である。ABC.comはTelevisionWeekのインタビューに於いて、新たなコンテンツを増やすことよりトラフィックを増やすことを重視すると答えている。
TWCがインターネット・ケーブルTVを計画
インターネットによるTV番組の配信が増えることで、多チャンネルサービスへの加入者が減少するとの予想があるが、Time Warner Cableはその様な時代に備え、ケーブルTVと同じプログラミングをインターネットで配信するサービスを計画している。TWCはそのテストとしてウィスコンシンで、同社のケーブルTV加入世帯に対して、HBOの番組をケーブルTVに加え、インターネットでも視聴可能にしており、来年には同様なテストをより多くの地域で行う予定。ケーブルTVと同じ番組のラインアップをインターネットで提供するには数多くのコンテンツ事業者とその契約をし、全てのコンテンツ事業者が満足するDRMを提供する事が必要であり、容易ではない。
