アナログ停波未対応は580万世帯

Nielsen社の統計では地上波のアナログ停波に対してまだ対策が取られていない世帯は1月末で580万で、TV視聴世帯の5.1%を占める。12月は650万(5.7%)であった。未対応の世帯とはケーブルTV、DBS等の多チャンネルサービスに加入していなく、DTVコンバーターも準備していない世帯の事である。アフリカン・アメリカンの世帯は未対応が8.7%(12月は9.9%)と高く、ヒスパニック系世帯も8.5%(12月は9.7%)と高い。

プレースシフトを狙うケーブル事業者

ケーブルTV事業者はインターネットでもケーブルTVと同等のサービスを可能にする為の契約をコンテンツ事業者に求めている。ケーブルTV事業者はその加入者に対して、ケーブルが無い環境(外出中)でもケーブルTVで見られるのと同じチャンネルにアクセスが可能な「プレース・シフト」のサービスを提供しようとしている。DISHは新しいDVRにSling機能を組み込み、インターネット経由でDVRが再生する番組を視聴可能にし始めるが、ケーブルTV事業者はコンテンツ事業者との契約で、ブロードバンドTVとしてサービスを行おうとしている。これにより、ケーブルTVに加入している視聴者は、ブロードバンドがある環境であれば、家で視聴可能な番組を見ることが出来るようになる。しかし、コンテンツ事業者はそれぞれ独自のブロードバンドTV(TV番組のネット配信)の考え、戦略を持っており、契約は難航すると思われる。

Tru2Wayは7月1日開始

ケーブルTV事業者のトップ2社、ComcastとTime Warner CableはTru2Wayへの対応準備は順調に進んでおり、7月1日にはそれぞれの全サービス地域で、Tru2Wayのサービスを開始すると発表した。TWCの22の市場の内、10地域ではすでにTru2Wayの対応が完了している。Comcastは昨年10月にシカゴとデンバーでTru2Wayのサポート開始し、7月1日にはその全地域で提供を完了させる予定。トップ10ケーブルTV事業者の内の6社は昨年、家電ベンダーに対して、2009年7月までにTru2Way対応のTVセット、DVRをそのサービス市場で使えるようにする事を約束している。また、これら6事業者は7月1日までに新規導入のSTBをTru2Way対応にする事も約束している。

DishがComcast Spotlightと契約

DBS事業者のDish Networkはその地域スポーツネットワークの広告販売をケーブルTV事業者、Comcastの子会社のComcast Spotlightに依頼をする事を発表した。Comcast SpotlightはDishのボストン、デトロイト、シカゴ、サンフランシスコ、デンバー、アトランタ、ヒューストンの各地域での地域スポーツネットワークの広告の販売を行い、さらに複数地域での広告販売はComcast、Time Warner Cable, Cox Communicationsが共同出資してるNational Cable Communications社(NCC)が管理をする。Comcast SpotlightはComcast以外にも他のケーブルTV事業者の広告販売を行っているが、ケーブルTV事業者以外ではDishが初めてになる。ケーブルTV事業者が設立している、次世代広告プラットフォームのCanoe VentureのCEO、David Verlkinは「これはCanoeを励ますニュースであり、衛星事業者もCanoeが開発する次世代の広告技術に参加をして欲しい。」とコメントしている。

FiOS TVとU-verseの加入世帯

2008年第4四半期にFiOS TVは303,000世帯を加え、190万世帯に達した。FiOS TVサービスがカバーする世帯は1270万に達し、Verizonの総世帯の約40%となった。Verizonは2010年に1800万世帯をカバーする事を目標にしている。Verizonの2008年第4四半期のコンシューマ向けブロードバンドとビデオ事業の売上げは12億ドルであった。別のニュースでVerizonはComcastの本社のあるフィラデルフィア市でFiOS TVのサービスを展開するフランチャイズ権を得た事を発表した。VerizonはComcastと同様に5%のフランチャイズ料を支払う。AT&TのU-verseの第3四半期の新規加入世帯数は264,000で、2008年末の総加入世帯数は104.5万世帯に達した。U-verseのカバーする世帯は1700万に達している。AT&Tは2010年末にはカバー世帯を3000万にする予定であったが、2009年の投資額を減らしたことで、予定は2011年へと延期になった。