4社がCAS内蔵の免除を申請

先月、Evolution Broadband社が3年のCAS内蔵の低コストSTB(DTA)を販売する許可をFCCから得た事で、Cisco、Motorola、Pace、ThomsonもFCCに対してその$50以下DTAをCAS内蔵規制から免除する事を申請した。MotorolaはDTA-100とDTA-100uを免除の対象とする事を申請した。DTA-100はMotorolaシステム専用で、DTA-100uはMotorola、Ciscoのどちらのシステムでも使う事が出来る。CiscoはDTA30、DTA50、DTA70を、PaceはDCX50X、DC50Xuを、ThomsonはDCI104とDCI105をそれぞれ規制対象外とする事を申請した。低コストのDTAはケーブルTV事業者がフルデジタル化をする為に必要とされているが、現在の規制ではCASを内蔵する事が出来ない。CASが搭載出来ない場合、地上波の再送信には問題が無いが、ケーブルTVネットワークの一部はCAS無しの放送を支持していない。

しかし、FCCにはEvolution社への免除を見直すことへの陳情がなされている。CEAはCAS内蔵禁止の免除はtru2way製品の普及を妨げる物として反対をしている他、公益団体のFree Press、Media Access Project、New America Foundation、Open Technology Institute、Public Knowledge、それにU.S. PIRGが見直しを求めている。公益団体は低コストのSTBを普及させることは一部の消費者を限定されたサービスに閉じこめてしまうことになるとしてDTAに反対をしている。

Hillcrestがそのリモコンを一般販売開始

Hillcrest Labsはそのリング型のユニークなリモコンを自社のウェブサイトとAmazon.comで一般向けに販売する事を開始した。Loopと呼ばれるこのTVリモコンは4つのボタンとスクロールホイールでプログラミングメニューの操作を可能にする。HillcrestはSTBベンダーにその技術をライセンスするビジネスだけであったが、TVにPCを接続して、オンラインビデオを視聴しているユーザに対して、Loopを99ドルで販売していく。

Hillcrest

米国のIPTV加入者は94%成長

Point Topic のBroadband Forumによると、2009年第1四半期のアメリカにおけるIPTV加入者数は4,435,102で、2008年第1四半期から94.22%の成長をした。加入者数としては西欧州が11,375,200と最も多いが、対前年比の成長率は45.85%であった。

地域

2008年1Q

2008年4Q

2009年1Q

対四半期成長率

対前年成長率

ラテンアメリカ

11,183

21,495

23,467

9.17%

109.85%

東欧州

553,394

955,234

1,158,673

21.30%

109.38%

北アメリカ

2,283,601

3,830,507

4,435,102

15.78%

94.22%

東南アジア

2,086,000

3,618,000

3,990,000

10.28%

91.28%

西欧州

7,799,449

10,376,586

11,375,200

9.72%

45.85%

アジアパシフィック

1,619,035

3,058,182

3,005,015

-1.74%

14.74%

中近東

10,000

10,000

10,000

0.00%

0.00%

Point Topic Broadband Forum

Huluの利用者は35+歳

Nielsen Onlineによると2009年4月のオンラインビデオのストリーム数シェアは相変わらず、YouTubeが58.1%で圧倒的なリードを保っている。Huluは前の月より7.1%の成長をし、3.9%のシェアで2位にいる。インターネット ビデオの視聴時間は2009年4月で一人あたり平均206分で、2008年11月より16%の成長をした。視聴時間が最も成長したのは35歳~49歳のグループで、29%増え、2009年4月で243分に達した。

平均視聴時間(分)

年齢層

08年11月

09年4月

成長率

合計

178

206

16%

男性

209

249

19%

女性

151

170

12%

2-11歳

113

116

3%

12-17

178

190

7%

18-24

303

349

15%

25-34

253

296

17%

35-49

187

243

29%

50-64

122

139

14%

65+

67

81

21%

35歳から49歳のグループが視聴しているビデオサイトとしてはHuluが大きな成長を見せている。2008年11月における35歳から49歳の合計視聴時間はYouTubeが2,740,328,000分、Huluが372,407,000分であったのが、2009年4月ではYouTubeが2,983,430,000分に増え、Huluは933,525,000分に増えた。Huluだけでの平均視聴時間で見ると、最も視聴時間が長い年齢層は35歳から49歳である。

Huluの年齢層別平均視聴時間

年齢層

08年11月

09年4月

成長率

2-11歳

50

122

143%

12-17

78

129

65%

18-24

151

379

151%

25-34

237

353

49%

35-49

164

416

154%

50-64

100

284

184%

65+

27

151

232%

Nielsen Online

CableLabsがDCAS開発を引き継ぐ

ケーブルSTBのCASを現在のカード式から、ソフトウェアベースのDCAS(Downloadable CAS)にする技術開発はComcast、Time Warner CableとCoxの3社のジョイントベンチャーのPolyCipherが行ってきたが、PolyCipherは6月に閉鎖になり、DASの開発はCableLabsが引き継ぐことに決まった。PolyCipherは現在のCableCARDよりコストの低い、DASソルーションを開発する為に2004年に設立されたが、DASを実現するには高性能なマイクロプロセッサーが必要で、予想以上のコストになる事で、開発は暗礁に乗り上げた。昨年夏に、PolyCiperは縮小され、開発の主導はCiscoとMotorolaに移った。

別なCableLabs関連のニュースで、CableLabsの新CEOにPanasonicのエクゼキュティブ、ポール・リアオが就任した。これまでのCEOのディック・グリーンはCableLabsが創立した1988年からのCEOであった。新CEOのリアオ市はPanasonicのCTOで、Tru2wayの大きな支持者である。