IntelがTIのケーブルモデム事業を購入

Intelは、TIのケーブルモデム向け半導体の事業を購入した。金額は発表されていないが、IntelはTV向け市場では競合のBroadcomに対するプレッシャーをこの買収で強めた。DOCSISチップセット市場では、TI はBroadcomの大きな競合であった。Intelは、デジタルTV、Blu-rayプレーヤ、STB向けの新しいAtomプロセッサーのCE4100を発表しており、これにDOCSISチップセットを加える事で、ケーブルTV向のソルーションをさらに強力な物にする。

DTA上でEBIFを走らせる

EBIF(Enhanced TV Binary Interchange Format)はケーブルTVのSTB上で、双方向アプリケーションを使うための物で、単方向のDTAとは無関係に思えるが、DTAベンダーのEvolution Digital 社は、DTA上でEBIFを走らせることが可能にするように、BradcomとZoranのチップにEBIFをポートしている。 上り回線の無い、DTAではIPG、投票、インタラクティブTV等のEBIFアプリケーションを走らせても無意味だが、Comcast等はEBIFにより、iPhone、iPadをケーブルTVのリモコンとして使うことを可能にするサービスを開発しており、DTAでもEBIFが走れば、これらアプリケーションはDTAでも使えるようになる。しかし、FCCがその様なデバイスをDTAとして認可するかは不明である。FCCは、DTAは単方向の限定機能のSTBとして、CableCARDのサポートを免除している。EBIFのサポートは、限定機能の範囲を越えているとFCCは判断する可能性もある。

IPTV: ‘15年には多チャンネル市場の11%

2010年第2四半期における世界の多チャンネルサービス加入者数は6.88億であった。ABI Researchによると、加入者数は年平均5.7%で成長し、2015年には8.545億世帯に達する。ケーブルTVがサービスタイプとしては最も大きく、2015年でも70%のシェアを維持する。IPTVのシェアは、2010年の6%から、2015年には11%に成長する。また、新しい傾向として地上波を使った有料地上波放送も欧州の一部で成功を見せており、ABI Research社は、西ヨーロッパにおける有料デジタル地上波放送への加入者は2015年には1440万に達すると予想している。

イギリス: キャッチアップTVの普及

Ofcomの統計によると、イギリスのインターネットアクセスのある世帯では31%がキャッチアップTVのサービスを利用している。1年前の同期の利用率は22%であった。また、DVRの普及でタイムシフト視聴も増えており、2006年の1.7%から、5.9%に増えている。

欧州: 多チャンネル市場

  • フィンランド: フィンランドの通信事業者のDNA Oyは、ケーブルTV事業者のWellhoを買収した。これにより、DNAはケーブルTV加入者を322,000増やし、596,000加入世帯とした。
  • チェコ: SlylinkとCS Linkの成功で、チェコの衛星放送加入世帯は、6月末で28.9%に達した。地上波世帯は41.1%であった。25.1%がアナログ地上波放送を見ているが、アナログ放送だけに頼っている世帯は15%に減っている。IPTV、ケーブルTVへの加入世帯は24.5%であった。
  • スロベニア: 通信事業者のTelekon SlovenijeのIPTVサービスへの加入者は19%増え、113,088世帯に達したが、同国のIPTV市場におけるシェアは1.4ポイント落ち、61.4%になった。
  • ブルガリア: ブルガリア最大の通信事業者、VIVACOM(旧名Bulgarian Telecommunications)は、9月1日に衛星放送サービスを開始した。