Huluの身売りは中止

Huluはその身売りの交渉を中止した。同社の買収にはGoogle、Amazon、Dish、Yahoo等が関心を示していた。Disney/ABC、Fox、Comcast/Universalは、個別にコンテンツのオンライン戦略を作る方向に進み、Huluに対する関心は減っていた。しかし、Disney/ABC、Fox、Comcast/Universal無しでは、Huluは単なるビデオ配信サイトでしかない。Huluから手を引いてしまうと、Huluの価値は暴落する。しかし、Huluへの参加はそのままでGoogle等に売った場合、その会社に必要以上に大きな力を与えてしまうことになる。

YouTubeがオリジナルチャンネルを発表

広告収入の増加を狙って、YouTubeは来年から96のオリジナルチャンネルを立ち上げる。これまで、既存のTVネットワーク等がチャンネルを提供してきたが、番組はオリジナルではない。新たに提供される96のオリジナルチャンネルの殆どは、既存のコンテンツ事業者系では無く、NBAのシャック・オニールのComedy Shaq Network、The Onion、Thomson Reuters、Hearst Magazines, それにThe Wall Street Journal等が含まれる。The Wall Street Journalは、旅行、ファッション、料理等をカバーするライフスタイルのチャンネルを開始する。

Skypeの創立者がVdioをスタート

Skype創立者の一人、ヤヌス・フリスは、彼に取り、2つ目のインターネットTVのベンチャーを始めた。Vdioと呼ばれる新しい会社は、Netflix、Hulu Plusが行っている様なサブスクリプション型のVODサービスを提供する。Vdioはイギリスでサービスを開始する。イギリスでは、Amazonの持つLoveFilmがSVODのサービスで成功をしている。ヤヌス・フリスが最初に作ったJoostは、P2Pを使った配信で話題になったが、成功する事無く、2009年にAdconionに売られた。

コネクテッドTV利用は4200万世帯

Strategy Analyticsが発表したレポートによると、インターネットビデオをTVから見ている世帯は、アメリカと欧州の合計で4200万世帯になっている。普及率はアメリカが高く、20%であるのに対して、欧州は10%である。Strategy Analyticsは、アメリカではNetflix、Hulu等のサービスが大きく普及していることが、この差を作っていると分析している。インターネットとTVをつなぐ方法として、アメリカではゲーム機を使うことが最も多いのに対し、欧州の世帯ではコンピュータをTVにつないでいることが多い。

EchoStarがRS-DVRを計画

Dish Networkの子会社で、STB等を開発しているEchoStarは年内に、RS-DVRを使ったソルーションを提供する事を発表した。ネットワーク(クラウド)上にストーレッジを置く、RS(Remote Storage)DVRは、Cablevisionがすでにサービス化している。コンテンツ事業者からの訴訟があったが、Cablevisionが勝訴している。EchoStarのシステムもCablevisionと同様に、加入者がリクエストした番組を個別に録画する事になる。EchoStarが開発しているこのシステムは誰が導入するか発表されていない。親会社のDishの可能性もあるが、Dishの場合、自前の回線が無く、第3者のブロードバンドアクセスを使った場合、色々な問題が出る。EchoStarはそのSTBを中小ケーブルTV事業者にも売り始めており、彼らを対象とした製品とも考えられる。