Yahooと同様にHuluの買収を狙っていたAT&TとChernin Groupのジョイント・ベンチャーは、Otter Mediaと名乗ることを決定し、Creativebug社を買収した。Otter MediaはAT&TとChernnin Groupが共同でOTTビデオのサービスを提供する為に必要な事業を買収する事が目的で、Creativebugはその最初の買収になる。Creativebugがサンフランシスコの会社で、美術、工芸の教育ビデオを制作している。Otter MediaはCreativebugを1000万ドルで購入した。Chernin Groupが投資しているアジア系のビデオを配信しているCrunchyrollもOtter Mediaの資産になる。
Appleが膨大なCDNを構築
Appleは、北米と欧州で膨大な容量を持つ自社向けのCDNを構築しており、その導入を開始し始める。これまでAppleはiTunesの音楽とビデオの配信にはAkamai、ラジオとアプリにはLevel 3 CommunicationsのCDNを使ってきた。AppleはこのCDNに$1億を投資しており、既存のネットワークの10倍の容量があると推定されている。AppleはまたComcast、Verizon、AT&T等の大手ブロードバンド事業者とインターコネクトの契約をしており、いよいよリニア番組の提供を含めたビデオサービスの開始が近づいているのではないかと噂されている。
Slingの新製品
テレビ放送、あるいはDVRに録画されている番組をインターネットで配信し、PC、Mac、モバイル端末等で視聴する事を可能にするSlingの新製品、SlingTVが発表された。新製品とは言っても、既存のSlingbox 500と同じで、新しいソフトウェア機能が加わるだけである。そのソフトウェア機能は、Slingのストリーミング機能には無関係で、家庭内でSlingTVを接続したテレビで番組を見る時にスポーツ試合の得点等を表示する機能が追加される。Slingの利用者の多くはスポーツファンで、彼らが家でテレビを見ている時にも使える機能を加える事になる。SlingTVの値段は、Slingbox 500と同じで$300。この機能は、現在のSlingbox 500の利用者にもソフトウェア・アップデートとして提供される。もう1つの新製品はストリーミング以外の機能を省いたSlingbox M1で、$150で販売される。
Arrisの動向
GoogleからMotorolaのSTB部門を購入したArrisから2つの興味深いニュースがある。1つは、ArrisがEchoStarのSling Media部門と契約してSling機能を機能を加えたDVRプラットフォームをサウスカロライナ州のComporium Communicationsとペンシルバニア州のService Electric Cableが採用を決定した事である。ArrisのMS4000 Media Streamerは6チューナのDVRで、DOCSIS 3.0モデムとSling機能を内蔵し、すべてのチャンネル、あるいはDVRされた番組をIP端末向けにストリームする事が出来る。Comporium、Service Electric共にArrisがMotorolaを買収する以前から提供していたマルチルームのMoxiを採用しており、MS4000をそのアップグレードとして販売する。
Arrisはまた、シリコンバレーのスタートアップ、Wurl社と協力し、OTTコンテンツを統合する事が可能なプラットフォームを開発する。新しいHTML 5ベースのプラットフォームは既存のArrisのWhole House DVR上で走り、TiVoのケーブルTV事業者向けの競合になる。
Level 3の番組配信サービス
ネットワーク事業者のLevel 3 Communicationsがテレビネットワーク向けの番組配信サービスを開始した。同社のChannel Originationサービスはネットワークが放送予定の番組を保管し、放送スケジュールに応じて、ケーブルTVのヘッドエンド、あるいは衛星事業者に光ファーバー、あるいは衛星で配信する。Level 3はすでにインターンネットでのビデオ配信のサービスを提供しており、このサービスを使う事でテレビネットワークは1つのクラウドから放送事業者向けへの配信とインターンネットでのサイマルキャストを行う事が可能になる。
