コードカッティングの現状

Leichtman Research Group(LRG)によるとトップ13社の多チャンネルサービス事業者の合計では第3四半期に19万世帯の減少があり、前年同期の14.9万世帯より4万世帯多く失った。コードカッティングはさらに進んだ事になるが、内訳は大きくと変わっている。

これまで加入者を失ってきたのはケーブルTV事業者である。2013年Q3ではケーブルTV事業者は60万世帯を失った。だが、衛星事業者、電話事業者のIPTVの加入者が増え、多チャンネルサービス全体での損失は2.7万世帯と少なかった。

2015年にスタートしたSVOD

2015年はSVODサービスがオリジナル3(Netflix、Hulu、Amazon)の時代から乱立時代に入った最初の年となり、10以上のサービスが開始された。特に、CBS All Access、HBO Now等のこれまではSVODを敵視してきたTVネットワークの参入が目立つ。CBS All Accessの開始は2014年10月なので、このリストには含まれない。

CAS内蔵規制が終わる

アメリカのケーブルTV事業者に取っては大きな問題であったCAS内蔵禁止規制が12月で廃止になった。ケーブルTV対応の家電製品(TV、DVR等)の市販を可能にする為に、FCCは1988年にCASをカード化したCableCARDの採用を規制化し、さらにその普及の為にケーブルTV事業者がレンタルするSTBにもCableCARDを強制し、STBにCASを内蔵する事を禁止した。

これにより、これまでのCASを内蔵したSTBを新たに設置する事は不可能になり、より高価なCableCARD対応のSTBを提供する事が義務化された。規制の背景には1996年通信法による、多チャンネルサービスのオープン化がある。固定電話と同じに、事業者がユーザ端末も独占する事を禁止し、端末市場を開放する事が目的である。しかし、FCCの規制はケーブルTVだけが対象であった(当時はケーブルTVが市場をほぼ独占していた)。

ネット中立性規制裁判が始まる

FCCのインターネット中立性規制の合法性に関する裁判がワシントンDCの控訴裁判所で始まった。FCCはインターネット中立規制を作ったが、法廷はFCCにはISPを規制する権限は無いと判断した。これを受け、FCCはISPをコモンキャリアとして再定義した。今回の裁判の大きな争点は、FCCがISPをコ