CenturyLinkはIPTVからOTTに移行?

電話通信事業者としてはAT&TとVerizonに続き、3位のCenturyLinkはIPTVから撤退し、OTTに移行する事を検討している。CenturyLinkは独立系電話会社のCentury Tel、Sprintの地域電話会社のEmbarq、それにベル系のUS Westを買収したQwest等から構成されており、2011年からIPTVサービスのPrism TVを始めて、昨年末で32.5万世帯の加入者を持つ。CenturyLinkがサービスを提供している地域は広いが、人口密度は低く、IPTVサービスの収益は良くない。

CenturyLinkはOTTベースのビデオサービスのテストを行っており、OTTベースのサービスで既存のIPTVをリプレースする事を本格的に検討している。サービスとしてはAT&T DirecTV Nowを再販する予定で、自らは高速ブロードバンドの導入に専念する。ビデオサービスから得る収入は減るが、コンテンツ調達のコスト、STBの設置等のコストはなくなる。多チャンネルサービスに加え、ブロードバンドを提供するのではなく、ブロードバンドサービスを主役にし、OTTビデオをオプションで再販する戦略への転換である。

FuboTVのOTT多チャンネルサービス

Fubo TVもOTTベースの多チャンネルサービスを開始し、この分野でサービスを提供する4つ目の会社となった(HuluとYouTube TVはまだ開始していない)。FuboTVは最初はスポーツ、特にサッカーを専門とするOTTサービスとしてスタートしたが、昨年12月にFox、NBCUniversal、A+E等とも契約し、多くのチャンネル提供を始めた。NBC Sports、Fox Sports、USA、History、A&E、Lifetime、Hallmark Channel、Fox News、CNBC等、45以上のチャンネルで構成される基本パッケージは$45(12ヶ月間は$35)で、さらにEntertainment Plus、Portuguese Plus、Deportes Extra、Mundo Plus、Fubo Latino、Kid Plus、それにNews Plusのオプション・パッケージが提供される。地上波の再配信が無い他、Disney系のチャンネルも無い。同時に2ストリームの視聴、それに3チャンネルのクラウドDVRが提供される。クラウドDVRは放送終了直後から視聴可能だが、番組は72時間後には削除される。これまで提供されていた$10のサービスはフェーズアウトされる。

Crunchyroll加入者が100万人を突破

AT&TとChernin Groupのジョイント・ベンチャーのOtter Groupが持つアニメ主体のSVODサービス、Crunchyrollの有料加入者が100万人を突破し、12ヶ月間で36%の成長をしている。Crunchyrollのサービスは自社以外に、Otter GroupのElationが昨年に開始したSVODのアグリゲーション・サービスのVRVでも販売している。Amazonは最近、Prime Video上の有料チャンネルとしてアニメ専門のAnime Strikeを開始している。この挑戦に対し、Crunchyrollは8月にアニメファン向けにCrunchyroll Conventionを開催する共に、オリジナルアニメの制作も予定している。

Amazonの新しいチャンネル

Amazonは独自のAmazon Channelとしてアニメ専門のAnime Strikeに続き、インド(ヒンディー語、テルグ語、タミル語、マラティ語、ベンガル語)の映画、TV番組、子供番組を専門にするHeeraをスタートした。HeeraはAnime Strikeと同じ$5。インドの映画、TV番組のSVODとしては、Spuul、Eros NOW、Sling TV等がある。

HBO Nowは200万人を超える

Time WarnerのHBOが提供しているSVODサービスのHBO Nowの加入者は200万人を超えた。HBO Nowは月額$15のサービスで、HBOのオリジナルドラマとHBOが配信権を持つ映画を提供している。同時配信は無く、また、HBOが放送しているボクシングの中継も含まれていない。