Verizonの変身

通信事業者のVerizonは大きな変身を試みている。コンシューマ向けサービスでは光ファイバーへの注力をやめてモバイルを主体している。コンシューマ向けブロードバンドサービスのFiOSへの投資は2013年から殆どストップしている。ボストンで昨年からFiOSの敷設を始めているなど、幾つかの投資はまだあるが、基本的には拡張計画は無く、さらに、2016年にはテキサス、カリフォルニア、フロリダのFiOSサービスをFrontier Communicationに売っている。

大きな投資をしても有線サービスでは全国をカバーする事は不可能に近い。FiOSが利用可能な地域はニューイングランド地域以外では少ないのに対し、4Gはほぼ全米をカバーできている。コンシューマ向けでは光ファイバーからモバイルに戦略を切り替えることは当然である。セルラ電話により固定電話の加入者が減っている様にブロードバンドも有線からモバイルに移る可能性もある。Parks Associates社が行った調査では、固定ブロードバンドユーザの10%は12ヶ月以内に固定ブロードバンドを解約し、モバイルだけにする事を考えている。


FiOSはFiberforall.org(ブルーは2016年以前にFrontierに売った地域)。4G LTEはVerizon.com

YouTubeもOTT多チャンネルに参入

噂通り、YouTubeもOTTベースの多チャンネルサービスに参入する。YouTube TVはABC、NBC、Fox、CBSの4大ネットワークに加え、ESPN、Fox News、Disney、MSNBC等40のチャンネルを$35で提供する。地上波が同時配信される地域は、限定されている。サービスにはYouTube Redのコンテンツも含まれる。同時に3ストリームを視聴可能で、1つのアカウントに6人のユーザを登録出来る。サービスにはクラウドDVRも含まれている。クラウドDVRの録画時間は無制限で、9ヶ月間保存される。開始時にはブラウザー、iOS、Android、それにChromecastがサポートされる。

これでOTT多チャンネルサービスはSling TV、PlayStation Vue、DirecTV Now、FuboTV、Hulu、それにYouTube TVと6社が参入する競争の厳しい市場になる。リーダーのSling TVでも加入者数は多くても250万人と推定されている市場に6つのサービスは多い。それだけ期待が高い訳でもあるが、、それだけの市場に成るのであろうか。Googleが参入した事で、この市場の可能性は明らかになったとの意見もあるが。だが、Googleは実験的にサービスを始め、簡単に撤退する会社であり、Googleが参加したからと言って成功する市場とは限らない。

スーパーボウルLI

スーパーボウル LIのテレビ視聴世帯率は48.8%で、その時間にテレビを見ていた世帯に於ける視聴シェアは70%を超えた。しかし、48.8%の視聴率は2015年(49.7%)、2016年(49.0%)より低い。NFLの今シーズンの視聴率は過去2年より下がっており、スーパーボウルでもそのトレンド

放送周波数帯の競売が完了

放送局が使っている周波数帯域を返上させ、それを競売するインセンティブ・オークションの第2ステージが完了した。放送局が権利をいくらで売るかを決める、第1ステージは124 MHzを対象に始まった。しかし、124 MHzの第2ステージのフォワード・オークションでは放送事業者の付けた値段は売値を超え

FCC: ATSC 3.0移行案を可決

FCC委員はATSC 3.0への移行は放送局が自主的に行う規制案を全員一致で可決した。この案をベースに規制が作られるので、実際の規制が決まるのはまだ先である。基本的にATSC 3.0の採用は自主的であり、義務ではない。ATSC 3.0で放送する局は同時にATSC 2.0での放送を続ける義務が