SAG-AFTRAがゲーム業界でストライキ入

制作スタッフ代表のIASTEの映画とTV番組の制作会社に対するストライキは回避されたが、俳優代表のSAG-AFTRAはActivision、Electronic Arts等のゲーム制作会社に対するストライキに突入した。SAG-AFTRAとゲーム業界の話し合いは2022年から行われており、25項目中の24項目に合意をしているが、最も重要なAIの利用に関する合意に達することが出来なく、7月26日からストライキを始めた。ゲーム制作会社はキャラクターのイメージ、それに音声にSAG-AFTRAに属した俳優を使うことが出来ない。

サッカー放送の成功

6月から7月にEURO 2024(ドイツ)とコパ・アメリカ(アメリカ)が開催された。どちらも放送権はFoxが持ち、英語での放送を行い、スペイン語での放送はTelevisaUnivisionが行った。Foxは地上波のFoxと多チャンネルのFox Sports1(FS1)を使い放送した。FoxはAVODのTubi以外はストリーミングサービスは無いので、ストリーミングでの配信は無かった。ストリーミングで見るのには、多チャンネルサービスに加入し、Fox Sportsのアプリで見るか、あるいはvMVPDのYouTube TV、Fubo TV等への加入をする必要があった。西海岸時間ではEUROの最も早い試合は6時、9時、12時、Copa試合は15時と18時で、グループステージ中は5試合を見ることが出来た。

EUROの決勝は地上波のFoxが行い、平均視聴者数は640万人で、ワールドカップ以外のサッカーでは最大の視聴者数となった。FoxとFS1での全試合の平均視聴者は170万人で、2021年から34%増えた。同日のコパ・アメリカの視聴者は600万人であった。コパ・アメリカはスペイン語では地上波のUnivisionが行い、520万人の視聴があった。EUROのスペイン語での放送はTelevisaUnivisionのストリーミングサービスのVIXのみでで行われ、視聴者数は発表されていない。

ソーシャルがCTV広告を抜くとの予想

Interactive Advertising Bureau (IAB)は2024年のデジタルビデオ広告は16%増え、$629億になると予想している。デジタルビデオ広告市場は2023年には15%、2022年には21%の成長をしている。CTV広告は12%の成長をし、227億になるが、ソーシャル・ビデオ広告は20%の成長をし、$234億になり、CTV広告を追い抜くとIABは予想している。昨年のハリウッドのストライキの影響にもあるが、CTV広告にはそれ以外の課題もある。

広告主は成果を最重視しており、アトリビューションではソーシャルメディアが勝っている。CTVはショッパブル広告を始めているが、まだ本格的にはなっていない。また、トランスパレンシーが少ないこともCTV広告の問題である。NielsenのC3/C7に代わるCTV時代の視聴データが登場しているが、CTV広告ではレンタルビデオ時代の視聴歴の公開を禁じるVideo Privacy Protection Actがあり、視聴者が何を見たかを公開することは出来ない。

CTV広告の75%はプログラマティック

IABによると、CTV広告の75%はプログラマティックでの取引になっている。プログラマティックの機能と成果が好まれている以外に、これまでテレビでは広告をしていなかったブランドがCTVで広告をしており、彼らは親しみがあるプログラマティックを好んでいる。

NBCUniversalはパリ五輪の放送権を持っており、ほぼ全試合をPeacockで配信するが、今年はTrade Deskと手を組み、初めてオリンピックの広告でもプログラマティックを採用する。

YouTubeはコンテンツ出費で第3位

Ampere AnalysisはYouTubeの2024年のコンテンツ出費はNetflixより多く、Disney、Comcastに続く、世界3位になると発表した。YouTubeコンテンツの主体はユーザ投稿であり、多額のコンテンツ出費があるようには見えない。しかし、Disney等とはビジネスモデルが違うが、コンテンツコストはある。YouTubeのビデオはクリエイターが自己の金で制作するが、成功したビデオにレベニューシェアをし、その額がコンテンツ出費になる。スタジオはコンテンツに投資し、成功すれば見返りは大きいが、失敗するリスクもある。YouTubeはコンテンツの制作には金を使わず、成功した(広告収入が多い)コンテンツのみに金を使う構造である。


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