Paramount GlobalのFASTサービスのPluto TVはFoxと契約し、Foxが所有する17の地域のローカル局のニュースをFASTチャンネルとして提供開始する。Pluto TVはCBS所有局のローカルニュース、それにNBCU所有局のローカルニュースも提供しているので、一部の地域ではPluto TVで市域のCBS、NBC、それにFoxの3つのローカルニュース・チャンネルを見ることが可能になる。Pluto TVはローカルニュースに加え、FoxからFox Soul、Dox Weather、LiveNOW from Foxなどのチャンネルもライセンスした。
Tennis ChannelのAIアナウンサー
地上波放送局所有会社のSinclairが持つ、多チャンネル向けネットワークのTennis Channelは9月8日から15日に開催されるグアデラハラ・オープンのスペイン語放送にAIアナウンサーを採用する。英語の解説をAIが訳し、アナウンスを生成する。Tennis Channelはすでに一部の番組をAIでスペイン語化しているが、ライブでの採用はこれが初めてになる。NBCUniversalのPeacockはパリ・オリンピックで著名アナウンサーの声を生成したが、不自然な声で評価は良くなかった。
VerizonがFrontierを買収
Verizonは競合のFrontier Communicationsを$200億で買収する計画を発表した。Frontierは25州で通信事業を提供しており、220万の光ファイバー加入者を持ち、売上の60%以上をデータサービスから得ている。同社の2023年の売上は$57.5億であった。Verizonの光ファイバー加入者は740万アカウントから960万に増えるが、Verizonの売上は$1340億あり、収入的には4%程度の増加にしかならない。Verizonは過去に事業の一部をFrontierに売っている。2009年にルーラル地域の固定電話事業を$86億で売り、2016年にはテキサス州とカリフォルニア州のFiOSサービスを$105億で売った。買収にはFCC等からの許可が必要であり、完了するのは18ヶ月後になると思われる。
消えていくTVEアプリ
TVネットワーク、それに多チャンネル事業者はストリーミング視聴の普及に対抗するためにTV Everywhere(TVE)のサービスを展開した。TVEによりテレビ番組がストリーミング視聴可能になったが、見るためには多チャンネルサービスへの加入が必要になる。いいアイデアのように見えたが、成功しなかった。多チャンネルサービス加入者の多くはTVEには関心を示さず、ストリーミングでTV番組を見たい世代は多チャンネルサービスには関心が無かった。結局、TVEの普及は限られ、コードカッティングを防ぐことは出来なかった。TVネットワークはすでにDirect-to-Consumer化しており、TVEのアプリは不要になっている。Warner Bros. DiscoveryとParamount Globalはコスト削減の一貫として、TVEアプリの廃止を進めている。DisneyもABC、Disney Channel、FXNow等のTVEアプリのシャットダウンを発表した。
Disneyも値上げ
8月にPeacockとParamount+が共に$2の値上げをしたのに続き、Disneyのストリーミングサービスも10月に値上げになる。広告付きのDisney+とHuluは共に$7.99から$9.99になり、広告無しは$13.99のDisney+が$15.99、Huluは$17.99から$19.99になる。ESPN+は$10.99から$11.99になる。3サービスのバンドルは広告付きは$14.99から$16.99に上げるが、広告付きは$19.99で、据え置き。Disney+、Hulu、Maxのバンドルの値段も変わらない($16.99)。vMVPDのHulu with Live TVは$76.99から$82.99に値上がる。
