公共の場所向けのOTTサービス

OTTサービスと言うとNetflix、Amazon Prime Video等のコンシューマ向けサービスを考えるが、ビジネス向けの多チャンネルサービスがある様にホテル等のロビー、バー、レストラン、ジム等の公共の場所に特化したOTTサービスもある。その1つが2019年にローンチしたAtmosph

Rokuの売上は81%アップ

RokuのQ2の売上は前年同期から81%増加の$6.45億で、収益は$6910万であった。前年同期は$4220万の赤字であった。広告を含むプラットフォーム収入は117%増え、$5.32億となった。しかし、アクティブなアカウント数はQ1から150万人増えただけの5510万人にとどまった。また、

広告付きSVODサービスの戦略

HBO MaxとParamount+が広告付きのサービスを始めたことで主要な広告付きのSVODサービスが4つになった。しかし、戦略には違いがある。

広告付きと無しでの値段に一番大きな差があるのがHuluで、広告付きは$6、無しは$12で、$6もの差がある。Huluは広告付きのSVODとしてはもっとも歴史があるサービスで、様々な広告のアイデアを試している。広告付き料金は2019年に$7.99から値下げしているが、Huluによると値下げ後でもARPUは広告無しの方が、広告付きよりも高く、加入者の70%は広告無しに加入している。


各社

ストリーミングが地上波視聴を抜く

Nielsenは毎月、テレビ受像機の利用(Total Usage of Television)の内訳、The Gaugeを公開し始めた。最初に発表された5月の内訳(https://bit.ly/3do1Rvf)では、テレビ利用時間の26%はストリーミングビデオ視聴が占め、25%であった地上波放送(The GaugeではBroadcast)の視聴を抜いている。しかし、多チャンネルサービス(Cable)は36%であり、地上波とケーブルを合計した放送全体は64%となり、ストリーミングの2.5倍以上ある。