メディア・サプライチェーン

コンテンツの需要を海外からの調達だけに頼ることは出来ない。ビデオ制作の需要は放送/OTTサービス向けのコンテンツだけでなく、プロモーション等向けのプロ品質のビデオの本数も増えており、さらに広告のアドレッサブル化によりそのバリエーションも増えている。また、制作の効率に加え、素早い対応も必要になっている。配信媒体、デバイスの多様化により、多くの配信フォーマットへの対応が必要である。制作してドラマ等からソーシャルメディア向けのクリップを作る必要がある。同じコンテンツでも配信媒体により、広告あり、広告無があり、広告ありでもAVODと広告付きSVODでは挿入回数が違う。ストリーミングサービスは海外でも提供されており、字幕以外にも、各国の文化、規制等への対応の編集等のローカリゼーションがあり、それもアメリカでの公開のほぼ同時のリリースが求められる。

TV視聴以外のスマートTV利用

Hub Entertainment Researchが2,526人を対象に5月に行った調査によるとスマートTVの保有率は74%で、2020年の61%から20%以上の増加があった。スマートTVでストリーミング視聴をしている人は62%であり、スマートTV保有者の84%はスマートTVでストリーミング視聴をしている。2020年ではスマートTVをストリーミングに使っている人は47%で、スマートTV保有者におけるストリーミングでの利用率は77%であった。

ストリーミングが2024年に放送を抜く

eMarketerの調査によると2020年での大人の1日の平均テレビ放送(放送波と多チャンネル)時間は3時間33分であった。ストリーミングは2時間24分で、1時間以上の差があった。2022年では放送視聴視聴は3:07に減り、ストリーミングは2:41に増え、差は30分以下になる。ストリーミング

成長しているCTVローカル広告

BIA Advisory Servicesによりと、ローカル広告でも既存の媒体からデジタルへのシフトは進んでおり、デジタルがローカル広告に占める割合は2020年の41.7%から2022年には47.5%に増える。デジタル広告の中でも成長が最も多いのはOTTビデオで2020年から2022年では年

NBCUのショッパブル番組

NBCUniversalはこれまでに番組で使った製品を購入することが可能なショッパブル広告のテストをしてきたが、ついに本格的なショッパブルな番組を立ち上げた。ストリーミングサービスで配信開始したリアリティー番組の「Love Island USA」では購入製品が映るとQRコードが画面に出、それ