TiVo OSの搭載の最初のTV

TiVoのスマートTV向けOSを搭載する最初のTVベンダーは欧州のVestelになり、製品は2023年に出荷が始まる。TiVoはTVメーカー、それにブロードバンド事業者向けのソリューションに力を入れており、最近、ノルウェイのVewd社を買収した。スマートTVにRoku、Fire TV等を搭載

DisneyとNetflixの広告パートナー

Disney、Netflix共に広告付きSVODサービスを開始するが、スタートラインは全く異なる。Disneyは当然だが、放送広告をよく理解しており、さらに広告付きSVODではパイオニアであり、CTV広告収入ではトップのHuluをもっている。アドテックにも積極的で、2021年にはプログラマティック広告販売プラットフォームのDisney Real-Time Ad Exchange(DRAX)を設立している。Disneyの今年のUpfrontでの契約額はこれまで最高の$90億に達し、その40%はHulu、ABC.com等のストリーミング・サービス向けの広告契約であったと発表されている。

XperiのVewd買収

TiVoの親会社のXperiがスマートTV向けOSを開発しているノルウェーのVewdを$1.09億で買収した。Vewdは元はOperaの一部で、2017年まではOpera TVと呼ばれていた。VewdのTV OSは主に欧州で採用されており、JVC、Hitachi、Telefunken等のブランドで1500万台の設置ベースがある。また、そのスマートTV向けブラウザー等のCTV向けソフトウェアは4.5億台のコネクテッドTV製品に搭載されている。

海外コンテンツの成功

PBSがイギリスの番組を放送している以外では、アメリカのTVネットワークが海外のコンテンツを放送することは稀であった。ヒスパニック向け地上波ネットワークのTelemundoとUnivisionがあり、多チャンネルにはアフロ・アメリカン向けのBlack Entertainment Television等もあるが、主要ネットワークのコンテンツはアメリカで制作された番組で構成されている。Netflix等に海外のコンテンツもあるが、大きな話題になることは無かった。

メディア・サプライチェーン

コンテンツの需要を海外からの調達だけに頼ることは出来ない。ビデオ制作の需要は放送/OTTサービス向けのコンテンツだけでなく、プロモーション等向けのプロ品質のビデオの本数も増えており、さらに広告のアドレッサブル化によりそのバリエーションも増えている。また、制作の効率に加え、素早い対応も必要になっている。配信媒体、デバイスの多様化により、多くの配信フォーマットへの対応が必要である。制作してドラマ等からソーシャルメディア向けのクリップを作る必要がある。同じコンテンツでも配信媒体により、広告あり、広告無があり、広告ありでもAVODと広告付きSVODでは挿入回数が違う。ストリーミングサービスは海外でも提供されており、字幕以外にも、各国の文化、規制等への対応の編集等のローカリゼーションがあり、それもアメリカでの公開のほぼ同時のリリースが求められる。