ケーブルTVとFASTの融合
FASTはケーブルTV 、あるいはvMVPDと似ているが、チャンネルは異なる。また、FASTは無料で、vMVPDは有料である。しかし、共に広告収入があり、ケーブルTV(あるいはvMVPD)とFASTが融合し始めても不思議ではない。
VerizonのFiOS TVはFoxのAVOD/FASTのTubiをラインナップ加え、vMVDPのFubo TVは40のFAST向けのチャンネルをサービスに加えた。FASTと契約することで、MVDP事業者は無料でチャンネルを増やすことが出来、広告在庫も増やせる。FAST向けチャンネル側はMVPDと契約することで流通が広がる。Fubo TVは年内には無料チャンネルを100程度にする予定である。vMVPDが無料チャンネルを提供することでサービスを試す人を増やすことが可能であり、また、有料版から脱退しても視聴者は失わず、広告収入を得続けることも出来る。
FASTを支えているニュースチャンネル
FAST向けのチャンネルのプラットフォームを提供しているAmagiによると、2021年での再生時間におけるトップのチャンネルのジャンルはニュースで30.7%を占め、2位は映画(21.3%)であった。チャンネル数でも多く、Variety+が行った調査では2022年7月時点で主要なFASTには244個のニュース関係のチャンネルがあった。
ストリーミングの将来は広告収入か
Kantarの調査ではSVODを利用している世帯は80%を超えているが、AVODは27%、FASTは22%である。だが、広告付きのSVOD利用者が増えることで広告付きストリーミングサービスを利用している世帯は50%を超えている。SVODサービスが映像広告を無くすとの予想があったが、ストリーミング・サービスのお陰で広告市場は成長をしている。
ストリーミング視聴が多チャンネルを抜く
Nielsenは2021年5月からThe Gaugeとしてテレビでの放送、多チャンネル、ストリーミング、その他の視聴時間におけるシェアを報告してきた。2021年5月の時点では26%を占めていたストリーミングは2022年7月には34.8%に増え、34.4%の多チャンネルサービスを抜き、トップの媒体になった。ケーブルTVは昨年の5月では39%のシェアがあった。ストリーミングの内訳ではNetflixのシェアは6%から8%に増えている。
