カリフォルニアでも州フランチャイズ開始

2006年3月2日にケーブルTV事業者に州がフランチャイズを提供する法律が決まり,9日にはVerizonが最初の州フランチャイズを得,その後,AT&Tもフランチャイズを得た。カリフォルニアのDigital Infrastructure and Competition Actでは州の公共企業委員会(PUC = Public Utilities Commission)が新規事業者に対してケーブルTVフランチャイズを許可する事になる。既存のケーブルTV事業者は現在の自治体との契約が切れた後,2008年1月2日から,自治体ではなく,PUCとの契約をする事が可能になる。

USDTVが閉鎖

デジタル地上波放送の空き容量を使い,低コストの多チャンネルサービスを提供していたUS Digital TV(USDTV)社の閉鎖が確実になった。USDTVは2006年7月に一回倒産し(The Compass 2006年8月号),NexGen Telcom LLCがその資産を購入し(2006年12月号),投資家を得て,サービスを続ける予定であった。しかし,主要な投資家が辞退し,事業継続が不可能になった事が発表された。USDTVのSTBはデジタル地上波放送のコンバーターボックスとしても使え,USDTVはデジタル地上波の受信の為にSTBを使いたい加入者に対しては無料で設定を変更し,使い続けてもらうと発表している。USDTVのサービスはダラス/フォートワース,ソルトレーク市,アルバカーキ,ラスベガス等で提供されていた。

AT&TはU-VerseにインターネットTVを加える

AT&TはそのIPTVサービスのU-Verseにインターネットによるストリーミングビデオのオプションを追加した。U-Verse OnTheGoサービスはAT&TがMobiTVとの協力で提供しているAT&T Broadband TVサービス(The Compass 2006年10月)と同じ物で,Weather Channel,Bloomberg Television,Oxygen,Comedy Time,Toonworld TV Classic等のチャンネルが提供されている。AT&T Broadband TVサービスは月$19.99であるのに対して,U-Verse OnTheGoはU-Verse TV,あるいはU-Verseブロードバンドサービスへの加入者に対する月10ドルのオプションになっている。

別のニュースで,AT&TはそのU-Verse TVは6州,15の地域でサービスが行われており,加入世帯数は1万を超したと発表した。

GoogleがTV広告事業を開始

106億ドル相当のインターネット広告を売っている,GoogleはTV広告の分野にも参入する意志を示し,静かにカリフォルニアのケーブルTV事業者との協力でオークションベースの広告販売のサービスをテストしていた。Googleはコンコード市のWave Division HoldingsのAstoundケーブルTVシステムと限定された数の広告主との協力で,スポット広告のスペースをオークションベースで販売するサービスのテストを行っていたが,EchoStarが提供するデジタル衛星TVサービスのDISH Networkのスポット広告の一部の販売を5月からテストする事を発表した。Googleのスポット広告販売システムはオークションで行われ,STBからのデータを集めることで,オンライン広告の様に,スポット広告主は自社の広告の視聴率,途中でチャンネルが変えられたか,スキップされたか等の統計を見ることが出来る。

EbayのTV広告オークションは中止

Ebayは昨年の夏にケーブルTVネットワークを代表するCable Television Advertising Bureau(CTAB),主要な広告エージェンシー,それにトヨタ,Intel,Home Depot等の大手スポンサーからの依頼を受け,オークションベースのオンライン広告販売システムを開発してきた。このシステムにより,低コストで,素早く広告の売買を行うことが狙いであったが,4月5日にCTABはEbayに対して,このシステムの開発の中止を指示した。CTABによると,EbayはTV広告の販売を知らずにシステムを開発したため,使い物にはならない物であった。