Amp’dが会社更生手続きを申請

Verizonのネットワークを使ったMVNOのAmp’dは会社更生手続きの申請を行った。Amp’dはMTV Network,Universal Music Group等の投資を受け,若者を対象に,ビデオサービスに力を入れたサービスであり,数多くのビデオコンテンツを提供している事で注目されてきた。Amp’dの加入者数は17.5万人程度である。約1年に1.5億ドルの第3ラウンドの投資を得ており,投資総額は3.6億ドルになっている。

MotorolaがケーブルTV部門の名称を変更

MotorolaはそのケーブルTV関連の事業部の名称をこれまでのConnected Home SolutionからHome and Networks Mobilityに改めた。また,MotorolaはIPTV分野のスタートアップ会社で,MPEG-4の開発を行っているModulus社を買収した。過去18ヶ月間で,MotorolaはBroadbus,Kreatel,Tut Systems,Netopia Systems,Terayonを買収している。

TiVoが黒字になる

TiVoの第1四半期の新規加入者数は57,000で,前年同期の91,000を大きくと下回ったが,収益は85.5万ドルで黒字となった(前年同期は1070万ドルの赤字)。TiVoの合計加入者数は170万人になった。

TiVoはComcast,それにCoxにTiVoのサービスを提供する契約があり,ComcastはこれまでにTiVoのソフトウェアをMotorolaのSTBにポートする為に1620万ドル以上を投資している。ComcastはTiVoを使ったサービスを8月からボストンで開始する事を発表した。

BTがBT Visionの大がかりな広告を始める

昨年にそのIPTVのサービスのBT VisionをスタートさせたBTは,2つの60秒のTV広告,200フィートの巨大なポスターを含む屋外広告,新聞,雑誌,ウェブ広告等の,大がかりな宣伝活動を開始した。BTはまた,V-Boxと呼ばれるフィリップス製のHD対応のSTBをハイエンド店舗のJohn Lewisで販売をし始めた。V-BoxはBTのブロードバンドサービス(2 Mbps保証),IPTV,Freeviewチューナ,80時間のDVR等の機能を持つ。BT Visionの特徴は月額料金が不要なVODベースのサービスとして提供されており,DVRも月額料金無しで使うことが出来る。

ケーブルTVのデジタル化

Comcastのシカゴシステムは2007年7月1日より,フルにデジタル化をする事を発表した。180万世帯の加入者のある,シカゴのシステムでは地上波再送信,基本的なケーブルTVチャンネルで構成される拡張ベーシックパッケージと呼ばれる72チャンネルがアナログで放送され,それ以外のケーブルTVチャンネル,有料チャンネル,PPV,VOD等がデジタルで放送される,ハイブリッド方式であった。7月1日より,拡張ベーシックのチャンネルもデジタルで放送される様になる。

これまで拡張ベーシックだけに加入していた世帯はSTB無しでこれらチャンネルを視聴する事が出来たのが,7月1日より,デジタルSTBが不可欠になる。これはケーブルTV事業者に取ってリスクを伴う。デジタルSTBが必要になれば,そのレンタル分は最低でも月額が増える。家庭内のTV全部にSTBを取り付ける手間に加え,料金も値上げになるのであれば,これを機にDBSに移行する加入者も出るであろう。

しかし,アナログ放送は貴重な帯域を多く使っており,HDチャンネル,より高速なケーブルモデム等のサービスを提供するためにデジタル化は必要である。さらに,地上波のアナログ放送が終了する2009年2月以降もアナログ放送を続けることは,コンバージョン等でコストを増やすことにもなる。だが,これまでSTB無しで番組を視聴する事が出来た世帯に,DSTBを導入させることは,困難を伴うと思われる。

Comcastはデジタル化によるVOD,IPG等の便利な機能を宣伝する事で,デジタル移行への不満を和らげよとしている。また,Comcastは一部のチャンネルは引き続きアナログで放送を続ける。地元の地上波局,公共放送,ショッピングチャンネルのQVC等,34チャンネルはベーシック・パッケージとしてアナログで放送される。これにより,最低料金のベーシックサービスの加入者にはDSTBを借りさせる必要は無く,また,拡張ベーシック以上の世帯でも2台目,3台目等のTVにはSTBを取る付けなくても,最低限のチャンネルは見ることが出来る。

これにより,アナログ放送は現在の72チャンネルから34に減り,38チャンネル分,228 Mhzをデジタル放送に再利用する事が出来る。これはデジタルチャンネルではSDで約380チャンネル,HDで約100チャンネルの容量である。

Comcastは現在,総加入世帯の約50%を構成するアナログサービスの世帯を,2010年には25%に減らしていく予定であり,このシカゴ・システムのデジタル移行は最初の一歩になる。他のケーブルTV事業者もフルデジタル化を進めている。Time Warner Cableのニューヨーク州スタッテン・アイランドのシステムも最近,フルデジタル化を行っている。