コンピュータ業界はFCCに対して,デジタル放送への移行が完了した後,チャンネル間の干渉を防ぐ目的で使われていないホワイト・スペースと呼ばれる空きチャンネルを無線通信で利用する事を許可する事を求めている。固定無線通信であれば,TV放送で使われているチャンネルを事前に設定する事は出来るが,モバイル通信では空きチャンネルを探し,使う帯域を切り替えて行かなければならない。TV帯域はTV放送以外に,ワイアレスマイクでも使われており,これらの帯域で通信が行われることを防止する必要がある。コンピュータ業界は使われている帯域を検知する装置を使うことで,この問題はクリア出来るとし,FCCはこれらデバイスのテストを行ってきた。FCCが今回発表した結果ではこれらデバイスは十分に使われている周波数の検知をする事が出来なかった。ホワイトスペースを通信に開放する事には反対のTV局を代表するMaximum Service Television(MSTV)はこの結果はMSTVが過去3年間言ってきた事を支持する物であり,TV放送への障害を与えることなく空きチャンネルで通信を行うことは無理であり,これでこの議論は終わりにするべきだと語っている。
VerizonがVeohと協力
Verizonはインターネットビデオ事業者のVeohとのアライアンスを発表した。Veohはインターネットでユーザ制作のビデオに加え,ABC,CBS,NBC,Fox,You Tube等のビデオサイトからのコンテンツのアグリゲーションを行っている。VerizonはVeohの提供するコンテンツをそのモバイル,ブロードバンド,TVサービスで提供していく。まず始めに,Verizonはその携帯電話のV CastでVeohチャンネルを始め,Veohの提供するユーザコンテンツを放送し始める。そして,そのブロードバンド・ポータルのVerizonSurroundにもVeohチャンネルを加え,今年の末までにFiOS TVにもVeohチャンネルを加えていく予定。VeohにはTime Warner,元Disney CEOのMichael Eisnerが投資している会社で,Paramount Pictures,Lions Gate,PBS等の会社とコンテンツ契約を結んでいる。
CableLabsとMoCAが協力
ケーブル業界の共同R&D組織のCableLabsと同軸ケーブル上でIP通信を行う技術を開発しているコンソーシャムのMoCA(Multimedia Over Coax Alliance)はホームネットワーク技術の開発において協力する事に契約した。技術の開発は個別に行うが,そのシームレスなインテグレーションを行う。CableLabsはケーブルTV事業者向けのホームネットワークの技術を開発しており,MoCAとの協力は当然とも言える。MoCAのメンバーはComcast,Cox,Verizon,Motorola,Entropic,それに松下。
U-Verse加入世帯は5万,FiOS TVは50万を超える
AT&TはそのU-Verse IPTVサービスへの加入世帯が第2四半期で51,000に達した事を発表した。第1四半期時点では13,000世帯であった。また,AT&TはそのVODサービスの為に,新しいSun MicroのSun Fire X4600を採用する事も発表した。
VerizonはそのFiOS TVの加入世帯数が第2四半期に51.5万に達した事を発表した。
EchoStarがHD番組を追加
EchoStarはそのDBSサービスのDish Networkに8つのローカルスポーツチャンネル,それにMTVのHD版のMHD,Discovery HD,History HD等の7つのチャンネルを加える事を発表した。EchoStarはRainbow Mediaが開始し,失敗したHD専門のDBSサービスVOOMを2005年に購入し,その21チャンネルを提供して来た事で,HDチャンネル数はDirecTVよりも,ケーブルTVよりも多くあったが,メージャーなチャンネルが少ないと評判が低かったが,今回の追加でよりメージャーな物が加わった。Dish NetworkのHPパッケージは月額20ドルのオプションで提供されている。
