市場調査会社のTNS Media ResearchとRovi(Macrovision)はRoviのIPG、I-Guideを採用したケーブルTVのSTBから視聴率、IPG利用、DVR視聴、VOD視聴等の視聴者データを収集し、統計として提供する事に合意した。RoviのI-GuideはComcastとのジョイントベンチャーで開発された物で、Time Warner Cable、Charter、Insight、Mediacom、Bresnan等の事業者の650万台以上のSTBがI-Guideを採用している。RoviはPassportと呼ばれるIPGも持ち、これは約390万台のSTBに採用されている。IPG自体で広告が売られているが、IPG自体の視聴者測定はNielsen等では行われていない。TNS Media ResearchとRoviのデータにより、IPGがどれほど利用され、それがTV、DVR、VODの視聴にどの様につながっているかが、分かっていくことで、IPGの広告価値が明らかになっていくことが期待される。
イギリス: Ofcomがレポートを発表
Ofcomはその6年目のCommunications Market Reportを発表した。これによると、2009年3月末時点で、イギリスの27%の世帯がDVRを持ち、その規模は2008年9月より29%増えた。約900万台のDVRが出荷され、その内の500万台以上はSky+であった。DVRを持つ世帯でタイムシフトされて視聴される番組は2008年で15%であった。DVR保有世帯の80%はDVRを購入してからより楽しい番組をより多く視聴する様になったと答え、40%はより豊富な種類の番組を見るようになったと答えている。インターネットのキャッチアップサービスでTV番組を見ている世帯は2008年で約25%で、2007年の17%から大きくと増えている。もっと使われているのが、BBC iPlayerで、イギリスのインターネット利用者の15%がこれを視聴している。Communications Market ReportはOfcomのウェブサイトからダウンロード可能。(http://www.ofcom.org.uk/research/cm/cmr09/CMRMain_2.pdf)
イギリス: Freesatの視聴者数
イギリスの無料の衛星放送サービスのFreesatは2008年5月にBBCとITVのジョイントベンチャーでスタートした。Freesatによると、約400,000の世帯が、Freesatのレシーバーを購入して、そのサービスを受けている。しかし、有料サービスでは無いので、はっきりした視聴世帯数は分からない。Ofcomの統計によると、加入者数は600,000に達した物の、その後500,000に減っている。もし、100,000の視聴者を失った事が本当であれば、これは大きな問題である。Freesatに対する最大の不満はHD番組が少ない事である。Freesatは140チャンネルを放送しているが、フルタイムのHDチャンネルはBBC-HDの1つでしかない。
イギリス: Huluの開始が遅れる
The Daily Telegraph紙によると、NBC Universal、News(Fox)、Disneyが持つ、Huluのイギリスでのスタートは予定されていた9月から、来年に延期になる。Huluはイギリスの主要な放送会社との交渉を行っており、ITVとの契約は間近と伝えられているが、BBCを含めた他社との契約が難航している。
欧州: 地上波デジタル化状況
- フランス: Conseil Superieur de l’Audiovisuel(CSA)は55の新しいデジタルアンテナの設置を許可した。これにより、7月末でフランス人口の88%がデジタル地上波を受信可能になる。CSAはアナログ停波を開始する前にデジタル受信可能率を91%にする事を決めている。アナログ停波は2010年2月2日に開始し、2011年11月30日完了の予定。
- イスラエル:イスラエルのDVB-TをベースにMEPG-4を使った新しいデジタル地上波サービスは8月2日に開始された。マルチプレックスでは5つのチャンネルと7日間のEPGが提供されている。新しいIDAN Plus(Israel Accessible Digital Channels)のSTBはHD対応が義務付けられているが、HD番組はまだ放送されていない。STBは70ユーロ程度で販売されている。イスラエルのアナログ停波は2011年の予定。
