TVとインターネットの同時利用

Nielsenの最新の「Three Screen Report」によると、インターネットアクセスのある世帯のTV視聴者の57%は最低でも月に1回はTVを見ながら、PCでインターネットを利用している。レポートによるとインターネットアクセスのあるTV視聴者は平均で月に2時間39分、TVの視聴とインターネットの利用を同時に行っている。家庭でインターネットを使っている時間の内、27.9%はTVの前である。

また、レポートによると、2009年第2四半期のモバイルビデオの利用者は前年同期から70%増えたが、平均視聴時間は10%減った。オンラインビデオの視聴は46%増えた。しかし、TVの視聴時間はも増えており、月平均、141時間に達している。

2歳以上の人のビデオ視聴時間(月間平均) (000)
2009年2Q 2009年1Q 2008年2Q 前年比 前年差
家庭でテレビを視聴 141:03 153:27 139:00 1.5% 2:02
タイムシフトで視聴 7:16 8:13 6:05 19.5% 1:11
インターネットを使う 26:15 29:15 26:29 -0.9% 0:14
ビデオをインターネットで見る 3:11 3:00 2:12 45.5% 0:59
携帯電話でビデオを見る 3:15 3:37 3:37 -10.0% 0:22

The Nielsen Company, A2/M2 Three Screen Report (2Q, 2009)

このレポートは下記のURLからダウンロード可能。

http://blog.nielsen.com/nielsenwire/wp-content/uploads/2009/09/3ScreenQ209_US_rpt_090209.pdf

デジタル地上波受信可能世帯は99.4%

Nielsenの最新の報告によると、デジタル地上波放送を受信不可能な世帯は8月30日時点で710,000に減り、デジタル地上波放送が受信可能な世帯は99.4%になった。DTV未対応が最も高いのはヒスパニック系で、ヒスパニック系世帯の1.3%がまだ未対応である。次に多いのはアフリカン・アメリカン系で、1.0%。白人世帯における未対応率は0.5%となっている。また、年齢別では、55歳以上の未対応世帯は0.2%と低いが、35歳以下は1.4%が未対応となっている。

Cox: MyPrimetime VODを拡大

Coxは主要なテレビ番組をその放送の12時間以内にVODとして提供するMyPrimetimeのサービスをそのラスベガスとサンディエゴに拡大する。MyPrimetimeは無料サービスで、番組自体の早送りをは出来るが、広告のスキップは出来ない。MyPrimetimeにはABC、NBC、Cartoon Network、FX、TBS、AMC、USA Network、Travel Channel、TNT、A&E等、20以上のTVネットワークのが参加しており、Coxは毎週約100の番組をMyPrimetimeとして提供している。
サービスはすでにCoxの殆どのシステムで提供が始まっていたが、同社の最大のシステムであるラスベガスとサンディエゴがまだであった。Tuner Broadcasting Systemによると、MyPrimetimeの評判は良く、同社のネットワーク、TNT、TBS、Cartoon Networkのトップ8の番組の視聴はMyPrimetimeにより、10%増えている。

Comcastが新EPGを導入

CropperCapture[2]Comcastは同社とRovi(Macrovision)のジョイントベンチャーのGuideWorks社が開発したEPG、A28 I-Guideの導入をMotorolaのSTBを対象に開始し始めた。A28 I-GuideはmyDVR manageと呼ばれる、ウェブサイトからDVRの録画予約を行う機能を持つほか、5分単位の早送り、録画された番組を自動的にフォルダーに分ける機能、俳優名、あるいは監督名での検索等の機能を持つ。また、EPGと同時にComcastはSTB用のアプリケーションとして、ホームショッピングチャンネルのHSN向けのShop by Remote、コマーシャルへの問い合わせ機能、番組宣伝からの直接予約機能などのインタラクティブ・アプリケーションも導入をしている。

Comcastはまた、Time Warnerと同様のStart Over(DVR無しで放送中の番組を巻き戻す機能)も提供をする予定であったが、その導入は延期になっている。

Cablevisionがインタラクティブ広告を開始

Cablevision SystemsはOptimum Selectと呼ばれるインタラクティブ広告のプラットフォームをそのニューヨークのシステムのデジタルサービス加入者対象に開始する。Cablevisionはニューヨークのシステムで約290万のデジタルサービス加入世帯を持つ。Optimum Selectは視聴者に対して、ローカル広告の途中で「選択」ボタンを押すことで、製品サンプル、より詳細なビデオの等を請求する事を可能にする。ペンキ会社のBenjamin Mooreが最初の広告主となり、その広告の途中で「選択」ボタンを押すことで、2オンスのサンプルを申し込む事を可能にする。Cablevisionは10月中には6つ以上のインタラクティブ広告が開始されると語っている。

最初に提供されるのはOptimum Select RFI(Request for Information)と呼ばれる情報申し込みの機能で、視聴者が「選択」ボタンを押すと、主画面は右上隅に動き、画面では製品のサンプルを申し込む、より詳細な情報を申し込む等の選択が出来るようになる。Cablevisionはこの他、より詳細なビデオをVODで送るなどの機能を徐々に加えていく。

双方向広告の共通プラットフォーム化に関して、ケーブルTV事業者のジョイントベンチャーでCanoe LLCが設立されているが、Cablevisionはこのメンバーにはなっていない。