Tru2wayセットバックボックス

Tru2way(OpenCable規格)は、別途STBを使わずにTVだけでデジタルケーブル放送を見る事を可能にする。しかし、Tru2wayのTVはその機能のために他のTVより高価になり、デジタルケーブルTVサービスに加入の予定が無ければ、無駄な機能に金を使うことになる。だが、薄型のTVでは以前のようにコンバーターをTVの上に置くことは出来なく、セットトップのボックスは不便である。この問題を解決する方法として、TVの後ろに設置出来る薄型のセットバックボックスのデザインがある。SonyはそのBravia TVにTru2way機能を提供するセットバックボックスがあり、Panasonic、Samsung等も同様な製品を開発している。

既存のセットバックは通常のSTB機能であり、番組の録画をするDVR機能は無い。ADBは、Cable Showで簡単なDVR機能を持つ、セットバックの製品を関係者だけに公開した。ADBは、Sonyのセットバックを開発した会社で、その新しいデザインではSDHCカードのスロットを持ち、SDHCに番組を録画する事が出来る。シングルチューナであり、SDHCの容量の限度があるので、本格的なDVRにはならないが、見ている番組のトリックプレー(ストップ、巻き戻し、一時停止、早送り等)だ出来、番組の録画保存も出来る。

TiVoの新戦略

TiVoはBest Buyと協力し、Best BuyのブランドのInsignia TVでTiVoのインタフェースを採用する事を発表した。Insigniaが製造するのはTiVoのDVR機能を持つ製品ではなく、インターネット接続のTVで、そのナビゲーションにTiVoのインタフェースを使う。TiVoは、DVR機能を提供するだけでなく、インターネットのビデオへのアクセスも提供してきたが、そのイメージはやはりDVRであり、DVR無しのTiVoは新しい戦略である。Best BuyはTiVoのPremier DVRを販売してきている。

また、Techinicolor(Thomson)はTiVoのソフトウェアを搭載可能なSTB、DSI803 PVRを発表した。TiVoは欧州市場を開拓しており、4月にはConaxとの協力関係を発表している。イギリスのVirgin Mediaともう1社が、欧州でTiVoの採用を検討中と噂されている。

TiVoの機能はComcastで利用出来、また、RCN等もTiVoのDVRをその顧客に提供をしているが、TiVoの加入者数は減少を続けている。第1四半期にはTiVoは96,000の加入者を失い、合計加入者は251万に減っている。この内、TiVo自体の顧客が141万で、Comcast、DirecTV、RCN等の事業者経由が110万となっている。

PaceがSTB市場で1位になる

IMS Researchが発表した報告書によると、2008年では第3位であった、イギリスのPaceが、Motorola、Technicolorを抜き、2009年では1位になった。Paceは2007年12月にPhilipsのSTB事業を購入する事で、大きな成長をしたが、その後も成長を続けている。DirecTV、UPC、Viasatの3社が大きな顧客だが、ベネルックスのM7 Group、マレーシアのASTRA等の新規顧客を得、成長をしており、IMSは2010年もPaceがトップSTBベンダーで終わると予想をしている。

カナダ: RogersがTV Everywhereを開始

Rogers Communicationsは、On Demand Online の名称で、TV番組をインターネットでその加入者に提供する、TV Everywhereコンセプトのサービスを開始した。Rogerはサービスのテストを2009年11月から開始しており、17のネットワークから1500時間以上の番組をそのポータルで配信している。

フランス: DSLとIPTV加入者

フランスのARCEPの発表によると、同国のDSLユーザ数は2009年末で、1850万世帯で、その47%は、DSL上で提供されるIPTVにも加入していた。

08/2Q 08/3Q 08/4Q 09/1Q 09/2Q 09/3Q 09/4Q
DSL加入者 15,872 16,323 16,804 17,309 17,615 18,034 18,493
DSL上のTV加入者 5,167 5,643 6,200 7,194 7,673 8,130 8,681
DSL-TV加入率 32.6% 34.6% 36.9% 41.6% 43.6% 45.1% 46.9%

ARCEP (L’Autorité de régulation des communications électroniques et des postes)