双方向性の追求

ケーブルTV事業者を代表するNCTAのCable Showが5月11日から13日に開催された。今年のCable Showの大きな話題は双方向性であった。ケーブルTVには以前から双方向性はあった。しかし、EPG(IPG)にしても、VODにしても、インターネットに比べると、その双方向機能は非常にベーシックである。インターネットによるTVコンテンツのストリーミングが増えている中、多チャンネルサービスも双方向機能を充実させていく必要がある。

Google TVが発表される

2010年5月20日にGoogleはそのディベロッパー・コンファレンス(Google I/O)で、噂になっていたGoogle TVを発表した。発表にはこの製品化に協力しているIntel、Sony、Logitech、Best Buy、Dish Network、Adobeが参加した。Google TVは、単体STB、あるいはTV、Blu-ray等のAV製品に組み込まれる製品で、IntelのAtomプロセッサーを使い、GoogleのAndroidをOSに搭載し、GoogleのChromeウェブブラウザー、AdobeのFlashが組み込まれる。

CBSとFoxがNABに戻る

CBSとFoxはNABのメンバーとして復帰した。ネットワークのCBSとFoxはそれぞれ29局と27局のTV局を持っているが、ここ数年間はNABのメンバーでは無かった。Foxは1999年、CBSは2001年にNABを脱会している。当時、4大ネットワークは1つの会社が持つことが出来る放送局の上限

FCCがSTBのアナログ出力停止を許可

FCCは多チャンネルサービスの事業者が、VODサービスの際、デジタルSTBのアナログ出力を停止し、HDMIだけに出力をする事を許可した。この許可は、STBはすべてアナログ出力を持たなければならないと言う規則への例外免除として下された。多チャンネル事業者、それにコンテンツ事業者は、違法コピーの