Google TVが発表される

2010年5月20日にGoogleはそのディベロッパー・コンファレンス(Google I/O)で、噂になっていたGoogle TVを発表した。発表にはこの製品化に協力しているIntel、Sony、Logitech、Best Buy、Dish Network、Adobeが参加した。Google TVは、単体STB、あるいはTV、Blu-ray等のAV製品に組み込まれる製品で、IntelのAtomプロセッサーを使い、GoogleのAndroidをOSに搭載し、GoogleのChromeウェブブラウザー、AdobeのFlashが組み込まれる。

SonyがGoogle TVを組み込んだTVとBlu-rayプレーヤを年内に発売する事を予定しており、Logitechが単独デバイスとして発売する。Logitechはまた、Google TV 向けのキーボード、リモコンを開発している。これら製品は、Best Buyが販売する事を発表している。

TVとインターネットの融合化の製品は今に始まった事ではなく、1996年にWebTV(後にMicrosoftに買収されMSN TVになる)が出荷になっている。最近では、インターネット・ビデオをTVで見る為のApple TV、Roku等の製品があり、また、家電メーカーはインターネット・ビデオをTVで見る機能をそのTV、Blu-rayに組み込んでいる。TiVoにも同様な機能がある。しかし、どれも特に大きな成功をしている訳ではない。

これまでの製品はTVをインターネットにつなげる物だが、必ずしも、機能を融合した物ではない。インターネット対応TVでも、TV放送を見る時は通常のTVと同じである。TVがインターネットに接続されてもTV番組の見方が変わる事も、インターネットの使い方が変わる訳ではない。TVを見ながら、ノートPCを使う人が増えているが、機能が別々であれば、無理に1つにするより、製品も別々の方が使い易いことも多い。

Google TVに対する関心が高いのは、この製品がインターネットを使い、TV自体の機能を使いやすくする事を狙っているからである。Google TVは、Googleの専門である検索機能を使い、番組を探すことが出来る。見たい番組がTVで放送されているのであれば、そのチャンネルに切り替わり、インターネットで配信されているのであれば、そのサイトからストリーミングで見られる。将来の番組であれば、DVRへの予約が出来る。見ているTV番組、その俳優等の関する情報をインターネットから調べる事が容易に出来るなど、製品としての機能を融合する事で、より使いやすい製品にする事を狙っている。Googleは、DBS事業者のDish Networkと協力で、Google TVのテストを行ってきており、DishのSTB/DVRにGoogle TVをHDMIケーブルでつなぐことで、機能の融合が出来るようになる。