先週号でハイライトしたように、多チャンネル事業者はiPadを使った様々なサービスを計画しているが、DirecTVはその加入者向けに、屋外でもNFLのアメリカンフットボールの試合を見ることを可能にするサービスを始めた。アプリケーションは無料でダウンロード出来るが、試合を見るためには年間$380のNFL Sunday TicketとSuperFanに加入する必要がある。このサービスはDirecTVの独占で、サービスに加入している視聴者は、WiFi、あるいはモバイルブロードバンドを使いNFLの試合をライブで見ることが可能になる。
AT&T: 4つのHDストリームをサポート
AT&TのU-Verseサービスでは、現在、最大で3つのHDチャンネルを同時視聴する事が出来るが、年内中に最大で4つのHDストリームの視聴を可能にする。DSLのアップグレードとMPEG-4技術の改善でこれが可能になる。AT&Tは、通常のSTBが接続されたTVからでも放送中の番組のストップ、再生等のトリックプレーを可能にする。現時点では、トリックプレーはDVRが接続されているTVだけに提供されている。AT&Tはまた、U-Verseサービスの年商は2010年末で40億ドルになると発表している。U-Verseの加入者数は2010年6月末で250万世帯であった。
Sezmiが1730万ドルの追加投資を得る
ブロードバンドを地上波放送の空きを使い、低コストの多チャンネルサービスを立ち上げようとしているSezmi社は新たに1730万ドルの投資を得て、これまでの合計投資額は9200万ドルとなった。Sezmiは地上波局の空き容量を使い、多チャンネル放送をし、ブロードバンドでそれを補い、さらにVODも提供する事で、ケーブルTV同等のサービスをよりやすく提供する事をそのビジネスモデルとしている。サービスはすでに36都市で始まっているが、提供されているのはブロードバンド部分だけのSezmi Selectで、地上波による放送は含まれていない。Sezmi Selectは月額$4.99だが、サービスを受けるには、$150のアンテナと$299のSTBが必要になる。ブロードバンドサービスへの加入も別途必要である。地上波放送を使ったSelect Plusは現在、ロサンジェルスだけで提供されている。LAではSezmiは23の多チャンネル放送を地元局の空き容量を使い放送をしている。
Tコマース向けPayPal
インタラクティブTVアプリケーションを開発しているFouthWall(元BIAP)社は、eBay社との契約で、電子決済のPayPalをTコマースで使えるようにした。FouthWallのこのEBIF対応のアプリケーションを使うことで、ケーブルTV事業者はTコマースを行う際に、決済を利用者のPayPalアカウントを使って行う事を可能に出来る。PayPalは世界190市場で8100万の利用者を持っている。
Coxのネットワーク管理サービス
Coxはそのケーブルモデムのサービスにネットワーク管理機能を加えており、家庭向けのマネッジド・ネットワークサービスを検討している。同社は6月からCiscoとNetgear製のゲートウェイをその加入者に直接販売を始めており、これらゲートウェイを使うことで、ホームネットワークの遠距離診断、修理が可能になる。Coxによると、コールセンターに来るケーブルモデムに対する問題の多くはホームネットワーク側の障害であり、遠距離診断機能のあるゲートウェイは問題の発見を早め、顧客の満足度を高める。Coxはさらに、ゲートウェイの機能をフルに使い、マネッジド・ネットワークサービスを有料で提供する事に対するオポチュニティーがあるかを検討している。Coxはゲートウェイを市場価格より、若干安い$120で販売している。
