投票結果の視聴者数が激減

AdImpactによると、2024年の選挙広告の額は$110.7億であった。既存のテレビ放送が70%を占めているが、4年前は僅かであった、CTVが大きく成長し、14%に達している。選挙広告だけでなく、選挙結果の視聴にも大きな変化があった。Nielsenによると、投票当日の東部時間19:00から23:00時の開票速報番組の総視聴者数(地上波と多チャンネル向け18ネットワークの合計)は4229万人で、4年前の5692万人から26%もの減少であった。世帯数では2845万で、1960年以来の最低数であった。

4229万人の視聴者の内、91%に相当する3845万人は4大地上波ネットワーク、あるいは多チャンネルの3大ニュースネットワーク(CNN、Fox News、それにMSNBC)のいずれかを見た。残りの9%はThe CW、PBS、スペイン語放送のTelemundoとUnivision等で開票結果を見た。もっとも視聴者が多かったのは多チャンネルのFox News(1132万人)で、2位はMSNBC(6010万人)、3位はABC(5900万人)であった。

テレビで開票番組を見なかった人は投票結果の情報を得たのか。当然だが、答えはYouTubeである。Googleによると選挙当日に4500万人以上がYouTubeで選挙関連のコンテンツを見ている。この人数にはライブの開票速報だけではなく、選挙関連のオンデマンドも含まれているので、テレビでの視聴者と比較することは出来ないが、大きな数である。ライブ・ストリームのトップも1位はFox Newsで、次はNBC News、LiveNOW(Fox系)、ABC Newsであった。

YouTubeでの2024年における選挙関連ビデオで最大の視聴者があったのは1位と2位共にジョー・ローガンで、1位がトランプへのインタビュー、2位へのヴァンスのインタビューであった。3位はディラン・アンダーソンのトランプのマクドナルドでのビデオであった。2024年の選挙では既存メディアの影響力が低下したが、YouTube等のクリエイター/インフルエンサーが与える力が大きくと増えた。