ドラマがオンデマンドでの提供になっても、ニュースとスポーツはテレビ放送の重要なコンテンツであると言われてきた。しかし、コードカッティングは続いており、既存型の多チャンネルサービス加入世帯は6840世帯(53.2%の普及率)に減っている。vMVPDが増えているが、1450万世帯(11.3%)で、既存型サービスの減少を埋めるてはいない。地上波放送を受信する世帯も増えているが、1870万世帯(15.3%)で、2021年から10.9%増えただけに過ぎない。

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多チャンネル・サービス加入世帯は53.2%、vMVPDが11.3%、地上波受信が15.3%で合計は79.8%だが、vMVPDと地上波世帯の一部は重複しているので、放送を見ている世帯は75%程度である。残りの25%はFASTローカル・ニュースを見るようになっている。FAST/AVODの利用者は2021年から30.9%増え、390万世帯(24%)になっている。
FASTにはローカルコンテンツのチャンネルが急速に増えている。12月にFASTでのローカルコンテンツの提供に関する2つの大きなニュースがあった。1つはGray Televisionがバックし、Syncbakが提供しているVUitがParamount GlobalのCBS局と契約したことである。VUitはGray、Meredith等の放送局会社のローカル局のニュースとローカルコンテンツをリニアとオンデマンドで提供している。CBS局はVUitと契約した最初の4大ネットワーク保有局となる。CBSとの契約により、VUitにニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ボストン、ダラス等の13の都市からのローカルニュース、それにMixible、Inside Edition等のCBS局制作の番組が加わる。VUitは現在、260以上のローカル局のニュースとローカル番組を配信しており、CBSとの契約で、ニューヨーク等の大都市も加わる。Syncbakは地上波局の同時配信のプラットフォームを提供しており、2013年にCBSの投資を得ており、CBS All Access(Paramount+)でのCBS局の同時配信をサポートしている。
もう1つのニュースは、Allen Media Groupが行っている、Local Nowが全米のPBS局との配信契約を結んだことである。Local NowもVUitと同様にローカル局のコンテンツのストリーミングを行っている。Local Nowは全米のPBS局の同時配信し、さらにPBSのニュース、ローカル番組、教育番組、子供向け番組等をオンデマンドでも配信する。Local Nowは一部のPBS局の配信を年内に始め、2023年中に全局のストリーミングを行う予定である。
ローカル局はネットワークのようにDirect-to-Consumerサービスを提供するほどのコンテンツ資産は無く、また、資金力も無い。ローカル局にとり、FASTはストリーミングでテレビを視聴をするようになっている人たちにリーチをするための重要な媒体になり始めている。
