地域外でのローカルニュースの視聴

ローカル局のニュース番組の放送はその地域だけであったのが、インターネット配信により地域外でも視聴が可能になった。各局のウェブサイト、NewsOn等のアグリゲーター、YouTube、Facebook等、様々な方法での配信があるが、地域外での視聴は少なかった。アンテナ会社のMohuの調査によると多チャンネルサービス、あるいは地上波で視聴すると答えた人が最も多いジャンルはローカルニュースで、54%が多チャンネル、12%が地上波と答えた。ローカルニュースをストリーミングで見ると答えてのは26%であった(残りの8%は「分からない」)。放送での視聴が次に多いのは全国ニュースで、多チャンネルが46%、地上波が11%で、ストリーミングが34%であった。

しかし、FAST等のサービスが地域外でのローカルニュースの視聴を増やしている。Pluto TVにはCBS保有局のある12地域のローカルニュースのチャンネルがある。 TubiにはFox保有局だけでなく、ABC等の他のネットワークの加盟局もあり、合計で64のローカルニュースのチャンネルがある。Fire TVでは158地域からのローカルニュースのチャンネルがある。最も多くのローカルニュースがあるには地上波保有会社のGray Televisionが運営してるローカル局のコンテンツをオンデマンドとリニア配信をしているVUitで自社のローカル局に加え、Hearst Television、Cox等の200以上の地上波局のニュースを配信している。


Amagi

FAST向けのプラットフォームを提供しているAmagiによると、FASTで最も視聴されているチャンネルはニュースで、視聴の36%を占めている。FASTにあるニュースチャンネルはそれぞれのウェブ、あるいはアプリで視聴することが出来るが、切り替える場合は新たなURLに行く、あるいはアプリを立ち上げる面倒がある。これに対して、FASTであれば、テレビと同様に素早くチャンネルを切り替えられる。

どのようなローカルニュースが地域外で視聴されているのであろう。VUitが発表したデータによると、同プラットフォームで2021年に視聴されたローカルニュースの内、もっと視聴が多かったのはハリケーン・アイダ関連であった、天気/気象に関する話題が視聴の多かったニュースのトップ9の内、7つを占めている。天気と重大ニュース以外で視聴が多いのは高校のスポーツと高校の卒業式の話題で、例えば、アイオワ州のKCRGが放送したリン・マー高校の卒業式のニュースは64地域で視聴された。地域外でもっとも見られている放送局はサンフランシスコのKTSFである。KTSFは中国語、他のアジア言語の番組を配信しており、サンフランシスコ以外、ロサンゼルス、ラスベガス、シアトル、サンディエゴ等の地域でも視聴されている。