広告付きVOD視聴がSVODを抜く

テレビ広告視聴のエンゲージメント調査を行っているTVisionが発表したコネクテッドTV(CTV)の視聴動向報告の「The State of CTV: December 2021」(https://bit.ly/3J97gob)によると、AVOD、それに広告付きSVODの視聴がSVODを上回った。2021年Q1では2歳以上の視聴者によるコネクテッドTV(CTV)での視聴時間に占めるSVODとAVOD/広告付きSVODのシェアはどちらも35%であったのが、Q3にはそれぞれ、32%と38%になっている。


TVision

CTVでの視聴時間が多いサービスのトップ5はNetflix、YouTube、Hulu、Prime Video、Sling TVであった。AVODと広告付きSVODに限定するとトップ5はYouTube、Hulu、Peacock、Roku、Tubiとなっている。

9月の時点でCTVでの広告数が最も多かったジャンルはエンターテイメントで24.07%を占めていた。2位から5位までは法律/金融(12.32%)、健康(10.81%)、小売(8.86%)、アパレル/靴/アクセサリー(7.89%)、食品/飲料(7.78%)であった。エンターテイメント分野が多いのは、広告在庫の残りを系列のサービスの宣伝に使っているからであろう。エンゲージメントが最も高かったブランドもエンターテイメント分野で、TVネットワークのTBSの広告であった。

Kantarの報告では2021年9月末までの12ヶ月間のトップ4の広告付きVODサービス(Hulu、Paramount+、Peacock、Tubi)の合計広告売上は$35億であった。9月の広告売上は$ 3.02億で前年同期から46%の成長があった。広告収入のトップはHuluで$21億、2位から4位はParamount+($8.22億)、Peacock($2.79億)、Tubi($2.5億)であった。もっともCTV広告に金を使ったのはメディア分野で12ヶ月間で$5.73億を使い、2位は小売で$3.25億を使った。