低いATSC 3.0の認知度

ATSC 3.0の問題の一つにその呼び名がある。ATSC 3.0は規格の名称であり、一般的では無い。ほとんどの人は現在の規格がATSC 1.0である事も知らないので、3.0には意味がない。コンシューマ向けの名称はNext Gen TVである。しかし、なぜかNABはNextとGenの間にスペースを入れるが、ATSCはスペース無しのNextGen TVと書き、統一性がない。コンシューマにはNext Gen TVをどれほど知っているであろうか。Hub Entertainment Researchの「Evolution of TV Sets」(http://bit.ly/2Y9mV2L)によると、知っているのは(よく知っていると少し知っているの合計)は17%でしか無い。Next Gen TVがまだ製品化されていないので、知られていなくても仕方がない。製品化されている8K TVと同じと言うことは悪い数字では無いのかも知れない。


Hub Entertainment Research

面白いのは「4K」の方が「UHD」より認知度が高いことである。ATSC 3.0も意味が分からなくても、この名称で統一させ、Next Gen TVを使わなくてもいいのかも知れない。この調査の別の質問で、4K/UHD対応のTVを持っている人に対して4Kコンテンツを見たことがあるかを聞いている。見たことがあると答えているのは半分以下の43%である。なぜかの質問に対して最も多い回答は、「どこに4Kコンテンツがあるか分からない」で、30%であった。2位は「4Kコンテンツへのアクセスがない」で22%であった。

ATSC 3.0(Next Gen TV)は来年に出荷の予定であるが、数年後に同じような結果となり、Next Gen TVは持っているが、ATSC 3.0での放送は「どこにあるのか分からない」との回答がトップになってしまうのであろうか。


Hub Entertainment Research