2008年8月号の記事(3D映像の標準規格化)の記事のように映像業界のSMPTEは3D映像の規格化を始めており、3Dに対する関心が高まっている。パナソニック、Samsung等は3D対応のTVを出荷し始めている。また、ロサンジェルスで開催された3-D Biz Expoでは、Royal Philipsが特殊メガネ不要のディスプレイを展示した。調査会社のInsight Mediaは今年中に200万台の3D対応のTVが売れ、来年には770万台が出荷され、2012年には3D TVの出荷台数は3000万台に達するとの予想をしている。
TVで3D放送をする場合、メガネの提供が必要になる。いかにメガネを配布し、その費用を誰が出すかが問題になる。2005年のNBCの3D放送の時にはTV番組雑誌のTV Guideがメガネの提供をし、2007年のABCの放送ではドラッグストア・チェーンのWalgreensがその5000の店舗を使い、500万のメガネを配布した。
3D放送は珍しいことで話題を作る事が出来るが、定期的な放送が始まった場合、その制作費を補うほどの広告収入を上げることが出来るかは疑問である。さらに放送向けの3D規格の動きも始まったばかりであり、TVネットワークは3D放送に対してはまだ慎重である。
しかし、劇場映画、それにBlu-Rayでは3D化が進められている。Disneyは8月に映画の「Hannah Montana & Miley Cyrus: Best of Both Worlds 3-D Concert」をリリースしている。3D対応の映画館も増えており、2009年末には5000の映画館が3D対応になると推定されている。3D映像のをBlu-Rayでいかに扱うかの規格化はまだだが、Disneyはすでに3D版の「Shrek」、「Night of the Living Dead」のBlu-Rayを販売し始めている。
