プログラミングアクセス規制の抜け穴

ケーブルTV事業者がコンテンツを配信するネットワークを持つ場合、競合に対してその番組の配信を拒むことは出来ない。これは1992年ケーブルTV法に基づいた規則で、例えば、ComcastがNBCUを購入した場合、NBCUの持つ多チャンネルネットワークのBravoを他の多チャンネル事業者に対して配信拒否をする事は違法になる。しかし、この規制には抜け穴がある。規制上、コンテンツの配信事業者とは番組を衛星で配信する事業者と定義されているので、地上回線を使って配信をした場合、番組提供事業者の定義にはあてはまらなく、配信拒否をする事が出来る。Comcast、Cox、Cablevision等はこの抜け穴を使い、一部のコンテンツを競合のDirecTV、Dish、AT&T、Verizon等に提供する事を拒否している。例えば、Comcastはフィラデルフィアで、地域のプロスポーツチームのFlyers、Phillies、Sixers等の試合を中継するSportsNet Philadelphiaを持っているが、その配信には地上回線を使い、フィラデルフィアで多チャンネルサービスを提供するRCN、Verizonにこの配信を行っていない。

FCCはこの抜け穴を塞ぐ事の検討を行っている。AT&T、Verizon等はFCCに対し訴えを行ってきたが、この動きはComcastのNBCU買収で大きくとスピードを増した。FCCは1月29日の2010年最初の会議で、この抜け穴を塞ぐかの投票を行う。