Warner + Paramount = Warnamount?
ウェブ・ニュースのAxiosはWarner Bros. Discovery(WBD)のCEO、デイビッド・ザスラブがParamount Global本社を訪問し、合併、あるいは買収に関する話し合いを行い、WBDはParamount Globalの経営状況の調査を開始したと報じている。WarnerとDiscoveryの合併で出来たWBDがCBSとViacomが一緒なったParamount Globalを買い、4つのTVネットワーク事業者が1つの会社に統合されるのであろうか。
DisneyはなぜHuluを買ったのか
ComcastはDisneyから$86.1億の支払いを受け取り、Hulu株を譲渡した。この金額はDisneyとComcastが2019年に合意したHuluの価値の33%に相当する。ComcastとDisneyはサードパーティを使い現在のHuluの価値を評価中であり、後日、Disneyは2019年の価格と新しい価値の差額の33%をComcastに支払うことになる。Huluの100%オーナーとなったDisneyは早速、Disney+のアプリからHuluのライブラリーをアクセス可能にした。Disney+のアプリからHuluのコンテンツを見るのにはDisney+とHuluのバンドル($9.99)に加入している必要があるが、1つのアプリから両方のコンテンツを見ることが可能になる。
Netflixが視聴データを公開
Netflixが1月から6月までの今年の前半期のほぼ全部のコンテンツの視聴時間を「Engagement Report」として公開した。レポートにはNetflixオリジナル、それにライセンスした18000以上のタイトルの再生時間が記載されている。トランスペアレンシーのためだと、発表されているが、データの公開には消極的であったNetflixがなぜ急にデータを公開したのかに関心が集まってる。データには全くの解説が無く、Netflixの意図を推測するのは困難である。
ATSC 3.0の1年
12月にテキサスのエルパソとルイジアナのバトン・ルージュでATSC 3.0での放送が開始したが、今年のもっとも重要なニュースは770万のテレビ世帯があるアメリカ最大の放送地域のニューヨークでの放送開始である。これによりATSC 3.0のリーチは全米世帯の70%を超え、昨年から22%の成長をした。また、フロリダ州マイアミとミネソタのミネアポリスではATSC 3.0局が2つになった。マイアミでは今年の1月にNBCとCBS、それにスペイン語ネットワークのUnivision、TelemundoがATSC 3.0での放送を開始しているが、新たにFox加盟局のWSVNとABC加盟局のWPLGもATSC 3.0での放送を開始した。WSVNが灯台局となり、ASTC 3.0に移行した。これにより、マイアミでは4大ネットワーク、それに2大スペイン語ネットワークの6ネットワーク局を含めた、11のチャンネルがATSC 3.0で視聴可能になっている。
