4Kの試験放送

CESの開催中にSamsung、Comark、それにTeamCastの3社は共同で4Kの地上波放送のテストをラスベガスで行った。昨年の10月にはSinclairとTechnicolorが地上波での4K放送のテストを行っている。ATSCは4Kに対応する3.0規格を2015年末には決める予定である。放送事業者側としては、放送局会社のGannett、Hearst、Cox、Scripps、Graham Media、Meredith、Raycom、それにMedia Generalで構成されるPearl GroupがATSC 3.0を積極的に支持している。しかし、現時点では4大ネットワークはATSC 3.0に対しては正式なサポートをしていない。ABCとCBSは否定的であり、NBC、Foxは無言の状態である。このため、1月に行われたNABの委員会でもNABとしてATSC 3.0を支持する決議は可決しなかった。ABC、CBS、FoxはNABとしてATSC 3.0を支持する事には反対、NBCは無投票であった。

4Kテレビの出荷は700%増

Futuresource Consulting社によると4Kテレビの出荷台数は2013年から2014年で、700%の成長をした。しかし、そのほとんどは中国市場で、4Kテレビ市場の70%を占めている。西欧、そしてアメリカ市場での増加かはそれぞれ、10%と8%であった。テレビ受像機市場全体は2013年から2014年では3%増えて2.34億台であったが、売上額は4%し、$970億であった。

4K関連のニュースで、コンテンツ事業者、配信事業者、それにTVメーカーが4K/UHDの普及を促進する為にUltra HD Allianceを設立した。発表はCESで行われ、設立メンバーはDirecTV、Comcast、Netflix、Technicolor、Dolby、Disney、20th Century Fox、Warner Brothers、LG、Panasonic、Sharp、Samsung、Sonyとなっている。

1Gbpsサービス

Time Warner CableはそのTWC Maxxと呼ばれるフルデジタルへの移行をカンザス・シティとダラスで開始した。同社はすでにオースチン、ニューヨーク市、ロサンゼルスで完了させており、オースチンでは1 Gbpsのブロードバンドサービスの提供を開始している。TWCは今年中にシャーロット、ハワイ、ローリー、サンアントニオ、サンディエゴもフルデジタル移行をスタートさせる。フルデジタル・サービスの地域ではTWCは1 TBのHDDを採用した6チューナのArris製のDVRを導入している。

TWCは1 Gbpsのサービスでは、カンザス・シティ、オースチンではGoogle Fiberと競合し、ダラス、ローリー、サンアントニオ、オースチンではAT&TのGigaPowerと競合する事になる。しかし、Google Fiberも4地域(18の市)への新規参入が決まっており、競合する地域は増える事になる。Google Fiberが新たに参入する4地域はアトランタ周辺の7市、ローリー・ダーハム周辺7市、シャーロット、それにナッシュビル。

19%のブロードバンドは4K対応

Akamaiが発表したState of the Internet Reportによるとアメリカのブロードバンドコネクションの19%は4K対応可能(15 Mbps以上)となっている。世界での平均は12%で、昨年同期から32%増えている。世界で最も4K対応可能な国は韓国(66%)で、2位と3位はそれぞれ、香港(37%)、日本(33%)であった。3国の平均ブロードバンドを速度はそれぞれ、25.3 Mbps、16.3Mbps、15Mbpsであった。アメリカ内ではデラウェア州が39%で、4K対応可能で最も高かった。2位と3位はコネチカット(31%)、マサチューセッツ(29%)であった。

AT&TがLTE放送をテスト

昨年のスーパーボウルでVerizonがLTEマルチキャスト(eMBMS)のテストを行ったのに続き、AT&Tも1月に大学のフットボール試合でLTEを使った放送をデモした。AT&Tは通常の試合中継を行う以外にヘルメットカメラ等テレビ放送とは違った映像を放送する事で既存の放送サービスを補足するのにも使う事が出来ると語っている。Verizonは対応する端末の出荷が始まる2015年末にサービス開始を行うと発表している。