AppleはWorldwide Developers ConferenceにおいてtvOS 12を発表すると共に、Charter CommunicationsのSpectrum TVがApple TVをサポートすると発表した。tvOS 12によりApple TVはDolby Atmosに対応し、iTunesは追加料金無しでAtmos音源付きの映画を提供する。また、Apple TVはブロードバンド事業者を認識し、その事業者が提供するOTTサービスをユーザ認証無しで利用可能にする。だが、CharterがどのようにApple TVをサポートするのかは不明である。発表はSpectrum TVのアプリがApple TVで利用可能になるとなっている。Spectrum TVのTV EverywhereのアプリはすでにRokuにも対応しており、Apple TVでも利用可能になることは特にニュースではない。もしも、Apple TVでSpectrum TVのリニアチャンネルが視聴可能になるのであれば、興味深いことである。これを実現するには全チャンネルをQAMとIPの両方で配信する必要がある。Comcastは数年前からSamsungのスマートTVでSTB無しでの全チャンネルを視聴可能にしているが、利用者は少ない
Comcastが42の国際チャンネルを追加
ComcastはStar India、Zee TV、TV5Monde等42の国際チャンネルを加えた。すでに提供しているSling TV Internationalのチャンネルも加えるとComcastの国際チャンネルの合計は、20言語、415チャンネルになる。料金はチャンネル、あるいはパッケージにより異なる。高価な単体チャンネル、パッケージとしてはTV Japanが月額$25、Brazilian 4 Packが$35。Sling TV Internationalは別料金で、言語別のパッケージあたり$10前後。
Charterがモバイル電話サービスを開始
Charterは6月30日にモバイル電話サービスのSpectrum Mobileを開始した。プランは2つで、通話とデータが無制限のUnlimitedは$45、1 GBのデータ、無制限の通話とテキストの「By the Gig」は1GBあたり月$14となっている。パッケージはComcastのXfinity Mobileと似ているが、「By the Gig」はComcastの方が$12で安い。CharterとComcastは共にVerizonのMVNOで、WiFiでも相互乗入れをしている。また、バックエンドで協力する契約をしている他、CBRSを使ったデータ通信網でも協力をする予定。
Altice USAの分離完了
SuddenlinkとCablevisionを買収しアメリカのケーブルTV市場に参入しているAltice NVは、本社とアメリカ事業のAltice USAの分離を完了させた。この分離により、Altice NVは社名をAltice Europe NVに変更した。分離の目的はAltice USAのさらなる買収の為と思われる。Altice USAは昨年夏にCharterの買収を試みている。再度、Charterを狙う可能性もあるが、まずはMediacomあたりの中小事業者を手に入れると思われる。
40%は2つ以上のSVODに加入
Parks Associates社の調査によるとアメリカにおけるブロードバンド世帯の38%は2つ以上のSVODサービスに加入している。ブロードバンド世帯におけるSVOD加入率は69%であるので、SVOD利用世帯では55%が複数のサービスに加入していることになる。3つ以上のSVODサービスに加入しているブロードバンド世帯は昨年は10%であったのが、2017年には15%に増えている。SVODへの加入率は年齢が低いほど多く、ミレニアル世代以下では85%と高い。

別の調査会社のLeichtman Research GroupによるとスマートTV、ストリーミング・プレーヤ等のコネクテッドTVを利用している世帯は74%に達している。コネクテッドTV普及率は2016年では65%であった。
