FASTのユニークチャンネル数は1911個

StreamTRAK社によると、FASTサービスにおけるユニークチャンネル数は1911個あり、最も多くのチャンネルがあるサービスはAmazonのPrime Live TVで674チャンネルがある。StreamTRAKのチャンネル数のグラフにある16のFASTサービス以外も存在するが、提供している会社はAmazon、Roku、Samsung等のCTV向プラットフォームが最も多い。チャンネル数では2位のPlexはメディアサーバー・ソフトウェアの会社であり、CTVプラットフォームに加えることも出来る。

過去のコンテンツを救うFASTチャンネル

ストリーミングでのVODは過去のテレビ番組を再利用するサービスとして期待された。Netflixがスタートした時点のコンテンツの殆どは数年前のTVネットワーク番組であった。HBO Max、Peacock等のTVネットワークのSVODサービス開始時には60年代の番組も含まれていた。しかし、Netflixはオリジナル番組に進み、TVネットワークのSVODからも古い番組は消えている。

Google TVレイオフの背景

GoogleはAndroid TVとGoogle TVの予算を10%削減し、チームに所属する約300人の社員の25%をレイオフする。TV OSからの撤退ではなく、年内までにGeminiを導入した新しいGoogle TVを発表するが、なぜTV OSの予算を減らすのか。

Android TVは多チャンネルサービスのSTB向けOSとしては成功をしたが、スマートTV向けのGoogle TVでの成功は限られている。アメリカではRoku、Samsung(Tizen)、Fire TVが65%のシェアを持ち、Google TVとChromecastの合計シェアは8%程度である。世界的でも6%のシェアでしかない。

WBDも多チャンネル向けネットワークを分離

Lionsgateは5月に映画スタジオ事業と有料チャンネル/SVODのStarzを分離した。NBCUniversalはBravoを除く多チャンネル向けネットワークを年内にVersantとしてスピンオフする。Warner Brothers Discovery(WBD)も来年に多チャンネル向けネットワークを切り離す。1つの会社はWarner系映画スタジオ、Warnerのテレビ番組制作部門、HBO、それにHBO Maxで構成される。もう1つはCNN、TNT、Discovery等の多チャンネル向けネットワーク、それにストリーミングサービスのDiscovery+で構成される。結局はDiscoveryにCNN、TNT等が移った訳で、3年前にWarnerとDiscoveryは合併する必要が無かったことになる。しかし、2022年の時点では多チャンネルサービスにはまだ将来があるように見えていた。

スマートTVはリニア放送の敵か

テレビ受像機メーカーが放送の競合になっていると言えば、不思議に聞こえるが、スマートTVプラットフォームは広告を売り、放送広告で競争している。スマートTVがどれほど、放送/ストリーミングの視聴に影響を与えているのか。イギリスのSamsung Adsから興味深いレポートが発表されている(https://bit.ly/3GUQHj3)。

このレポートにとると、2022年ではスマートTV利用時間のトップはリニア放送、2位はNetflixで、TV OS(スマートTVのUI)の利用時間は3位であったのが、2023年では2位になっている。レポートは、2025年にはTV OSの時間がリニアTVを抜き、トップになると予想している。