T-MobileがvMVPDサービスを開始

T-Mobileは3年前にLayer3 TVを$3.25億で買収し、IPTVサービスをシカゴ、LA、ニューヨーク、ダラス・フォートワース等の都市で提供し、昨年にこれをTVision Homeとリブランドしているが、これとは別のvMVPDサービスのTVisionの提供を11月から開始した。TV

AVODとSVODは競合しない

AVODサービスの利用が大きくと増えている。FoxのTubiの利用者は3300万人、ComcastのXumoは2400万人、ViacomCBSのPluto TVは2650万人と発表されている。Roku Channelの利用者は4300万人で、視聴出来るプラットフォームはRokuだけでなく、9月にはiOSとAndroidのアプリが加わり、10月にはFire TVでも利用可能になった。これにより利用者はさらに増えているであろう。Ampere Analysisによると2020年Q3では17%のインターネット・ユーザが月に1回以上AVODサービスを利用していた。前年のQ3では13%であった。AVODのライブラリーも豊富になっており、OTTビデオサービスのライブラリー時間では、トップ5中の3つはAVOD サービスである。Foxが買収しているTubiの合計ライブラリー時間はNetflixよりも多く、Amazon Prime Videoに続く2位になっている。AVOD利用が増えることで、SVODサービスの利用が減っていくとの予想もあるが、Ampere Analysisの調査ではSVODとAVODでは利用層が異なっている。

戻らないスポーツファンとSinclairの問題

COVID-19はスポーツに大きな影響を与えた。試合は中止になり、テレビからもスポーツ番組が消えた。スポーツファンは再開を待ち望み、Magidが5月に行った調査では50%以上のファンはスポーツ放送が戻ったら、これまで以上にスポーツ中継を見ると答えた。スポーツリーグ、チーム、TVネットワークには嬉しい答えで、実際に7月にMLBが再開した最初の試合の視聴者数は400万人で、2017年の370万人を超えて、記録を作った。しかし、これは持続せず、その後の視聴者は落ちている。NFLの最初の週の視聴数は2019年から8%のダウンであった。

Cバンド競売への参加会社

FCCからCバンドの競売(Auction 107)への参加組織名が発表された。リストには74社の名前があるが、申請が未完了な組織もあり、実際参加するのにはこれより少ない可能性がある。最も参加が多いのは通信業界でAT&T、Verizon等の51社が登録している。ケーブルTV事業者として