RSNはATSC 3.0のキラーコンテンツか

ATSC 3.0での放送は50以上の地域で始まっているが、視聴は進んでいない。ATSC 3.0対応のTVセットを発売しているのはSamsung、LG、Sonyの3社だけで、Vizio、TCL、Hisense等の低価格のベンダーの製品は無い。ATSC 3.0対応のテレビを持っていても、現時点でATSC 3.0で見られる放送は1.0と同じであり、特に3.0で見る意味は無い。ABC、CBS、Fox、NBC等のネットワークはATSC 3.0向けに高品質の番組を配信する予定はない。ATSC 3.0での放送を始めているNexstar、Sinclair等の放送局の独自番組はローカルニュース程度である、4Kで見る価値は少ない。

CTV広告は$144億

eMarketerによると、コネクテッドTV向けの広告市場(コンテンツに挿入されている広告とホームスクリーン上の広告)は前年から59.9%の成長をし、2021年に$144億になり、2024年には倍の$295億に達する予測している。CTV広告のプラットフォームとしては1位がHuluで21.6%

放送で視聴されるコンテンツ

Mohuが1200人を対象に行った調査によると、63%は多チャンネルサービスとSVODサービスの両方に加入している。SVODサービスだけの人は23%、多チャンネルサービスだけは9%で、5%はどちらにも加入していない。半数以上は両方に加入している訳だが、放送(多チャンネルと地上波)で視聴するコ

75%は好きな番組をOTTで見る

Hub Entertainment Researchは毎年、好きな番組は多チャンネルサービス、あるいはオンラインにあるかを調査している。2017年では多チャンネルが48%、オンラインが52%でほぼ同数であった。2021年では多チャンネルが21%に落ち、3分の4はオンラインで見ると答えている。