CNN+がローンチ
新たな脅威となるMicrosoft
テック会社の総称としてGAFA(GAMA)、あるいはNetflixも入れ、FAANG等が使われるが、時価総額ではAppleと同様に$2兆を超えている、Microsoftはなぜか無視されることが多い。そのMicrosoftがNSI Researchの2022年2月のメディア勢力図に初登場する。
Microsoft登場の代わりに、VerizonとT-Mobileが姿を消した。Verizonはモバイル向けのストリーミング・ビデオのGo 90を始め、AOLとYahooを買収した。しかし、Go90は終了になり、コンテンツ資産はスピンオフされた。T-MobileはvMVPDに参入したが、5ヶ月で撤退をした。AT&TはすでにDirecTVスピンオフしており、Q2にWarnerMediaをスピンオフした時点でメディア事業からの撤退になる。
北京五輪とスーパーボウルの視聴
NBCUniversalは2月に北京オリンピックとスーパーボウルLVIの2つのメージャーなスポーツ・イベントを放送した。膨大な成功になる可能性があったが、結果はいまいちであった。北京オリンピックは東京大会との間が少なく、アジアでの開催で時差の問題があり、さらにスタッフ派遣を自粛した等の事情で苦戦が予想された。NBCでプライムタイムに放送された開幕式(ライブではない)の視聴者数はたったの870万人で、前回の平昌大会から64%もの減少があった。USA NetworkとPeacockでのライブ放送とオンデマンドを加えた、金曜日中の開幕式の視聴者は1400万人であった。また、NBCでの閉幕式の視聴者は657万人で、前回より55%の減少となった。
なぜNBCUはiSpot.tvを採用したか
NBCUniversalは長いことNielsenに対する不満を明らかにしていたが、ついにNielsenに加え、iSpot.tvも採用する事を決定した。Nielsenの統計に対する問題は様々あるが、大きなポイントは3つある。1つは依然としてテレビ世帯に根付いていることである。Nielsenの調査はテレビ世帯に対してであり、テレビ世帯が分母になる。統計は視聴率ではなく、視聴者数が主に使われているが、調査対象はテレビ世帯であることは変わりない。テレビ世帯の定義は、テレビ受像機を保有し、地上波アンテナ、あるいは多チャンネルサービスでコンテンツにアクセスしている世帯であったのが、現在では媒体としてブロードバンドも加わっている。しかし、テレビ受像機を持っていない世帯は含まれていない。コンピュータ、スマートフォン、タブレットでもテレビ番組が視聴出来る現状にマッチしていない。
