コネクテッドTV向け広告が増えると共にアドフラウドも増えている。DoubleVerity社によると、2021年のCTV向け不正広告は前年から70%も増えている。同社によるとCTVのアドフラウドの被害総額は世界で$1.4億に達している。Peer39によると、Q1のCTVプログラマティック広告の在庫の内、4%は実際はスクリーンセーバー、ゲーム、モバイル向けアプリ等、CTV向けビデオアプリに見せかけているフェークだと報告している。
広告付きNetflixのインパクトは
Netflixは6月に広告付きのサービスを開始することを正式にした。どの程度の加入者がNetflixの広告付きプランを利用するのであろうか。最も長く広告付きと広告無しのSVODを提供しているHuluでは広告付きプランへの加入者は70%と報告されている。Disney+は広告付きサービスを開始した時点で、新規加入の70%は広告付きを選び、その後、既存加入者も広告付きに移行すると予想している。HBO Maxの広告付きプランには4Kでの配信がなく、ダウンロード視聴も不可能等の制限があるが、新規加入者の40%は広告付きを選んでいると発表されている。
高騰しているスポーツ契約金額
スポーツ試合の配信権は2010年台初めにNBCSports、FOX Sports等、DisneyのESPNに対抗するスポーツ専門チャンネルが登場し、契約の奪い合いになることで権利料が大きくと増えた。2010年後半には権利料は落ち着き初めたが、再度、高騰し始めている。Variety Intelligence Platform(VIP+)によると、2015年では$153億であった年間のスポーツの放送/ストリーミング契約料は2021年では$198億になり、2026年には$292億と、2015年から倍増する。
NexstarのThe CW買収
放送局会社としては最大のNexstarが英語系の地上波ネットワークとしてはナンバー5のThe CW買収に動いたのは今年の1月であった。しかし、The CWはParamount GlobalとWarner Bros. Discoveryがそれぞれ50%を持つジョイント・ベンチャーで、その時点ではWarnerMediaとDiscoveryの合併は完了していなく、時間がかかっている。合併はまだ決定していないが、最終的な交渉段階に達していると報じられている。
