ケーブルTVのインフラストラクチャー向けの機器市場は高成長が予想されている。MSOはそのシステムを現在のアナログとデジタルのハイブリッドから,完全にデジタルなネットワークに移行をしようとしており,スイッチド・ビデオ,より多くのQAMチャネル等の採用が始まっている。また,ケーブルTV事業者とSprint等の携帯電話サービスとの協力が高まる事でFMC等の新たなサービスも始まろうとしている。調査会社のIn-StatはケーブルTV市場向けの通信機器の市場は2006年の9.25億ドルから2010年には21億ドルに成長するとの予測を発表している。
船井がCableCARD契約を締結
船井電気はCableLahsとCableCARDに関する開発情報のライセンスを得るCableCARD Host Interface Licensing Agreement(CHILA)を結んだ。デジタルケーブルTV対応の製品(DCR)を開発するにはCHILAが必要になる。これまでに,Samsung,Panasonic,LGE,Thomson,東芝,ADB Global,Scientific Atlanta,Motorola,Digeoが双方向DCR開発に必要なCHILAライセンスを得ている。
GemstarがDigeoを訴える
EPGを提供しているGemstar-TV Guide社はDigeoのプログラミングガイド技術がそのパテントを侵害しているとし,DigeoとそのSTBを採用しているCharter Communicationsを訴えた。GemstarはDigeoとのライセンス交渉を行ってきたが,交渉は進歩しない事から,訴訟を行った。これに対して,DigeoはGemstarを独占禁止法に触れるとして,逆訴訟をした。Digeoはこれまでに40万台のMoxi Media Centerを販売しており,BendBroadband,Sunflower,Comcast,NewWave等もMoxiの採用があるが,Charterが最大の利用者である。
KudelskiがOpenTVを得る
Kudelski GroupはLiberty MediaからOpenTVの株を購入し,OpenTVの株の26.7%,投票権の74.7%を得た。OpenTVはSTBのミドルウェアの大手でそのソフトウェアは世界で7300万台のSTBに導入されている。Kudelskiはコンテンツ保護技術の大手で,そのNagravisionはCASの大手である。その他のCASの大手はNDS Group,Irdeto,Motorola,それにScientific Atlantaである。KudelskiはOpenTVの投票権を得て,その協業を強化しようとしている。例えば,EchoStarはNagravisionのCASとOpenTVのミドルウェアを採用している。
SoC STBで走るMicrosoft IPTV Edition
MicrosoftはそのIPTV EditionプラットフォームはCisco(Scientific Atlanta),Motorola,Philips,Tatungの開発した次世代SoC(System-on-a-chip)ベースのSTBで走ることを発表した。SoCベースのSTBはIPTV導入のコストを下げ,IPTV Editionが走ることで,DVR,PiP等の付加価値サービスを簡単に提供する事が可能になる。CiscoはそのSoCベースのSTBはSigma DesignとSTMelectronicsのチップを使い,HDTV,DVR,MoCAに対応する。CiscoのSTBはAT&Tが採用する。MotorolaのVIPシリーズのSoC STBもAT&Tでの採用が決まっているほか,他の事業者にも出荷が決まっていると発表されている。PhilipsのSTBはデジタル地上波とIPのハイブリッド型で,英国のBT Visionでの採用が決まっている。
