TWCもオンラインビデオに参入

Comcastは2007年4月に映画情報サイトのFandangoを買収し、これをベースにオンラインビデオサイトのFancastを2007年夏にスタートさせた。Fancastは映画、TV番組に関する情報を提供し、また、ABC、Huluとの契約で、有料、無料のビデオを視聴可能にしている。ComScoreの統計ではFancastへのユニークビジターは200万程度でしかないが、Time Warner CableもRoad Runner Video Storeと呼ばれるオンライン・ビデオ・ストアを立ち上げた。Road Runner Video Storeは3,000のTV番組、映画を有料で配信する。映画のレンタルは$3.99で、24時間内無制限で見ることが出来る。$9.99で映画をダウンロード購入する事も出来き、TV番組はiTunesと同様に$1.99で販売されている。この価格設定はFancastと同様である。
Time Warner自体はAOLを含めて、様々なサイトでビデオ配信を行っているが、Time Warner Cableは今年中にTime Warnerからスピンオフされる。

オンラインビデオ事業者トップ10

ComScopeが発表した7月のオンラインビデオ事業者のトップ10の1位は92,120ユニーク・ビジターのGoogle(YouTubeを含む)であった。2位はMySpaceを持つ、Fox Interactive、3位がYahoo、4位がMicrosoft、5位がAOLであった。5位から9位はコンテンツ事業者のViacom、Turner、Disney、Time Warnerが占め、10位にAmazonが入っている。

CropperCapture[2]

PhilipsがNet TVを公開

ベルリンで開催されたIFA 2008で、Philips社はそのNet TVのポータルを公開した。特別のチップを内蔵したPhilipsのNet TVは動画を含む、インターネット上のコンテンツにアクセスをする事が出来き、Philipsは有料のVODコンテンツも提供していく予定。Philipsはアムステルダムで、250世帯を使ったテストを行ってきた。独自のポータルを立ち上げた事は、PhilipsのNet TVも、SonyのBrava Internet Video Linkと同様に有料ビデオコンテンツに対しては閉鎖的なシステムになる事を意味している。Philipsは来年にドイツとオランダでサービスを立ち上げる予定。

携帯電話の話題

直接モバイルTVには関係ないが、携帯電話普及状態はモバイルTVへのインパクトもあるので、携帯電話の話題を幾つかまとめて提供します。

  • アメリカでの3Gの普及(利用者率)が欧州5ヶ国合計を抜く(と、言っても0.1%): アメリカの3Gユーザ数は6420万に達し、普及率では28.4%になった。(ComScope)

国

3G普及率(2007年7月)

3G普及率(2007年8月)

ドイツ

15.1%

23.9%

スペイン

22.5%

37.2%

フランス

12.6%

17.1%

イタリア

32.1%

38.3%

イギリス

19.9%

27.6%

欧州5ヶ国合計

20.3%

28.3%

アメリカ

16.7%

28.4%

  • 携帯電話の売上げがダウン: 第2四半期の携帯電話の売上げは台数ベースで前年同期の13%、金額ベースで2%の減少をした。スマートフォンは全体の19%を占めている。台数ベースのマーケットシェアではMotorola、Samsung、LGがトップ。(NPD)

CropperCapture[1]

  • Tweens(8~12才)の46%が携帯電話を保有: Tween人口は約2000万で、その46%が携帯電話を持っている。68%のTweenの親は携帯電話からのダウンロード(着メロ、ゲーム等)を禁止している。(Nielsen Mobile)
  • 世帯の17%は携帯電話のみ: 全米の世帯の17%は固定電話を持たずに、携帯電話だけを使っている。これら利用者の59%は年収が4万ドル以下。このレポートはhttp://www.nielsenmobile.com/documents/WirelessSubstitution.pdfから無料でダウンロード可能。(Nielsen Mobile)
  • 通話より、SMSの利用が多い:平均的な携帯電話利用者は一月に204の電話通話を行い、357のテキスト・メッセージを送受信している。テキスト・メッセージは2年前から450%の増加をしている。ティーン(13~17才)がテキスティングが多く、平均月に1,742のテキストを送受信している。(Nielsen Mobile)

GEがテレビ市場に復活

米国のテレビブランドとしては著名なGEがカムバックをする。もっとも、GEがテレビ製造をするのではなく、台湾のTatungとジョイントベンチャーのGeneral Display & Technologies(GDT)を設立し、TatungがGEブランドのテレビを製造する。GDTが開発するテレビはインターネット・アクセス機能を持つと発表されている。GEはTVネットワークを持つNBC Universalの親会社でもあり、1つの会社がTVネットワークとテレビの両方に関わる事になり、NBCUはクロスブランドの可能性を検討している。