インターネットのトラフィックの調査を行ってるSandvine社の最新の統計では、北米における固定インターネットのトラフィック中、Netflixのシェアが22.2%になり、最大のアプリケーションとなった。Sandvineの調査では、Netflixのトラフィックはピーク時で、全体の29.7%、平均では22.2%で、これまで1位であったBitTorrentを抜き、1位になった。BitTorrentは21.6%で、3位はHTTP(16.8%)、4位はYouTube(8.2%)であった。
Netflixを含む、「リアルタイム・エンターテイメント」アプリケーションのシェアが北米では全体の49.2%を占めるようになっている。この分野の2009年のシェアは29.5%であった。Sandvineは、この分野のシェアは2011年末には55%から60%になると予測している。
欧州では、まだP2PファイルシェアのBitTorrentがトップで、ピーク時の上流の59.7%、下流の21.6%がBitTorrentであった。イギリスでは、iPlayerが6.6%のシェアになっている。北米でのBitTorrentのシェアは減少をしており、合法のNetflixが非合法のBitTorrentを抜いた事になる。しかし、上流のシェアではBitTorrentは52%と大きく、非合法のファイルシェアは健在である。上流のシェアでの2位はウェブ(8.3%)で、3位はSkype(3.8%)であった。
Netflixのトラフィックが増えている事はインターネット事業者間ではしばらく前から大きな話題になってきた。BitTorrentの場合、これを多用する人たちは僅かであり、また、正体の無いP2Pから利益を得る方法は無い。しかし、Netflixは多くの利用者がおり、会社としても儲けがある。Netflixのトラフィックから儲けを得る方法を事業者は考えている。すでに、ComcastはNetflixのCDNであるLevel3に対して、データ量が多いと請求書を送っている。また、AT&T、CableOne等の事業者は、これまで使い放題であったブロードバンド料金に上限を設定し、データ量が多い利用者から追加料金を得ようとしている。Netflixは、FCCに対して上限を設定し、追加料金を得ることはインターネットの進歩を止める物だと訴えている。
