Huluに何が起きている?

3月25日にHuluがその購入先候補との話し合いをしているとの報道があったが、その2日後にHuluはこれを否定した。しかし、Huluが同社の購入意思がある会社にコンタクトをしていたのは事実の様である。Huluは、今回も考えを変えたのか、あるいは否定は嘘なのか?

Huluを経営をしている、DisneyとFoxは特に仲の良い会社ではない。DisneyがHuluへの参加をしたのは、NBCUniversalの存在があったからだ。しかし、ComcastがNBCUniversalを買収した事で、NBCUniversalはHuluの経営から外れている。Huluにはもう1社のパートナーとして、コンテンツには無関係のProvidence Equityがいて、バランスを取っていたが、同社もHuluから撤退をした。Huluの経営に残されたのは、中の良くないDisneyとFoxである。HuluのCEOのカイラー氏が、その仲を保っていたが、その彼も辞任をしている。

Disneyも、Foxも共同でHuluを続ける意思は無い。オプションは、Huluを第3者に売るか、どちらかが買うかである。Huluを売ること自体は難しくない。ウェブ系の会社、それに投資会社の幾つかが名乗りを上げていると推測されている。しかし、DisneyもFoxも、強力な競合を作り出すことは避けたく、すでに大きな勢力であるGoogle等に売る事には抵抗がある。また、どちらも自社の得になる様な売り先を選びたく、同時に相手を有利にする相手は避けたい。その為、第3者に売るにしてもどちらかがが親しい会社である場合、もう1社が反対をする事になる。どちらかがHuluを買い取るの可能性もであるが、これはさらに合意に持っていくのが困難であろう。

両者ともこのパートナーシップは解約したいが、相手に有利になる方法で、Huluを手放す事は出来ない。どちらかがイニシアチブを取れば、片方は反対をすることになり、今回の今回の売る、売らないの騒動も2社の合意が無かったためと思われる。