Disney+の加入者数は2019年末で2860万人に達した。スタートから2ヶ月間としてすごい数字である。4月に開始するHBO Max、Peacock等に取り、これが成功の指標になるので大変である。また、この数字はDisneyの予想を超えており、Disney、そして他のコンテンツ事業者が直接配信を加速化させることにもなる。放送事業者と収入をシェアする必要なく、2ヶ月で世帯の20%が得られるの事業に力を入れて行かないはずはない。
WarnerMediaもすでにコンテンツ制作ではストリーミングへのシフトをした。Ampere AnalysisによるとWarnerMediaのケーブルTVネットワーク向けコンテンツ制作は、2018年のQ4では番組制作費の90%を占めていたのが、2019年のQ4では25%に減り、ストリーミング向けコンテンツの制作費は7%から73%へと10倍以上に増えている。HBOのSci-Fiとファンタジー系番組は4本しか制作開始にならなかったのに対し、HBO Max向けには12本の制作が決まっている。
Disney+のインパクトはNetflix、それにAmazon Prime Videoにも及ぶ。2019年Q4のNetflixの加入者数の増加は55万人で、前年同期の166万人の3分の1であった。Piplsayが行った調査ではDisney+に加入した人の36%はNetflix、Amazon Prime Video等のSVODサービスの最低1つはキャンセルしたと答えている。Disney+への評価としては23%はNetflix以上だと答え、49%は同等だと答えている。
しかし、Disney+の成功はNetflixとの対決以上に、YouTubeとの対決にかかるかも知れない。子供を持つ親に取り、Disney+は魅力的なサービスである。自分たちが子供の時に見たコンテンツへのノスタルジアがあり、同様なコンテンツを子供にも見せたい。しかし、子供たちは急速にTV離れをしている。ビデオコンテンツは見るが、TV番組以上にYouTubeを楽しむようになっている。親のノスタルジアだけでは持続出来ない。子供たちをYouTubeからDisneyの世界に引き戻す事が、Disney+の持続的な成功に必要となる。
